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長崎の観光地としてのとてつもないポテンシャルに感銘を受ける [地域興し]

長崎を訪れる。長崎は随分と久しぶりである。10年以上ぶりである。しかも、前回はあまり時間もなく、グラバー園や眼鏡橋などは訪れたが、それ以外はあまり見ることはできなかった。今回は、軍艦島を是非とも訪れたいと思ったのだが、当初想定した日は出航しなかったので、結局、長崎で3泊した。その結果、随分と長崎市を見ることができ、その都市の魅力、そしてそのポテンシャルに大いなる感銘を受けた。政令指定都市ではない県庁所在地クラスの都市で、これだけの観光ポテンシャルを有している都市は、日本広しといえども、それほど多くないであろう。個人的には、金沢市よりも日本人はもちろんのこと、外国人にとっても魅力があるのではないかと思われた。

長崎市の魅力は、コンパクトな都市の中に、このグラバー園や大浦天主堂、オランダ坂、眼鏡橋、出島、中華街などの観光コンテンツがてんこ盛りになっていることである。まさに、観光名所のちゃんぽん状態である(本当は、卓袱料理といいたいのだが、食べたことがないので言えない)。歩いて回れるが、ちょっと疲れた時は、路面電車に乗ればいい。これは、素晴らしい都市型観光地である。やはり、観光都市の魅力は歩けることである。マンハッタンがまさにそうだ。さらにマンハッタンと異なるところは、坂道が多いところだ。そして、坂道が多いために、多様な視座を観光客は得ることができ、この複雑な地形を有する都市がつくり出す景観を様々に楽しむことができる。そして、その複雑さは、ちょうど歩くぐらいのスピードでちょうどいい。

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(眼鏡橋)

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(グラバー亭)

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(オランダ坂の洋風建築)

また、観光スポットだけでなく、料理も多様で美味しいところが嬉しい。歩いて楽しく、食べて楽しい。しかも、軍艦島のようにヨーロッパであれば余裕で単体で世界遺産になるようなユニークで興味深い新たな観光資源も出来つつある。いやあ、これはなかなか素晴らしい都市で、私は今回の出張ですっかりと長崎ファンになってしまった。

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(観光通のそばの居酒屋で出された刺身とくじらのおばけ)
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