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アムステルダムのアンネ・フランク記念館を訪れる [地球探訪記]

ドイツから日本へと帰国するのにスキポール空港発着便を利用したので、アムステルダムに1泊することにした。アムステルダムは生憎の雨であったが、学生達のリクエストもあったので、アンネ・フランク記念館を訪れることにした。アンネ・フランク記念館は王宮から東に、運河を3つほど越えたところにある。アムステルダムを訪れたのは、おそらく5回目だと思うが、アンネ・フランク記念館に訪れたことはなかった。それは、いつも長蛇の行列ができていたからだ。私は待つのが嫌いだ。待つことを考えると、トム・ペティの「ウェイティング」の「The waiting is the hardest part」の歌詞がすぐ、頭に浮かぶ。今日も案の定、相当長い行列がつくられていたが頑張って並ぶことにする。20分くらいは待たされたのではないだろうか。

入館料は8ユーロ50セント。学生割引も団体割引もない。結構、強気だ。まあ、これだけ行列ができていればその気持ちも理解できる。さて、肝心の中身であるが、これがなかなかよかった。本棚の隠し扉など実物も多く、アンネ・フランクの部屋に貼られたポスターなど、当時の彼女の生活が偲ばれる展示が充実しているだけでなく、ナチスの蛮行とユダヤ人差別の理不尽さなどが映像などで展示されていて、とてもためになる。学生達の感想もすこぶるよく、来てよかった、という意見が多かった。私もなかなか楽しめた。

さて、恥ずかしながら私は『アンネ・フランクの日記』を読んだことがない。しかし、アンネ・フランク記念館の展示などから、アンネ・フランクがこれだけ世界の人々の関心を惹くのは、彼女の個人としての魅力が傑出したものであったからではないかと推察する。どうも、アンネより姉の方が才能も豊かで性格もよかったようなのだが、アンネの方がルックスもそうだが、何か人にシンパシーを覚えさせる強烈な磁力があるような気がするのだ。それはカリスマ的な魅力といってもいいかもしれない。

まあ、それはともかくとして、アンネ・フランク記念館。アムステルダムの訪問5回目で訪れた私が言うのも気が引けるが、アムステルダムに寄ったら、ちょっと行列を我慢して訪れてもらいたいスポットであると思う。

Hard Promises

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  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: Mca
  • 発売日: 2001/03/20
  • メディア: CD



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