ハイデルベルクのバーンシュタット

ハイデルベルクの中央駅に隣接して１１６ヘクタールの大規模な再開発が現在、進行中である。ここに取材依頼をしたのだが、まったく梨の礫。取材は諦めたが、悔しいので、現場を見にいった。現場はまさに中央駅のそば。しかし、駅の入り口は反対方向にしかないので、そこに行くには随分と遠回りをしなくてはならない。１１６ヘクタールと数字でいわれても、それほどはピントしないのだが、実際の現場をみるとその広大さに驚く。まあ、東京ドームが４．５ヘクタールなので、それ２６個分か。土曜日なので工事はあまり進んでいない様子であったが、多くの人が車に乗ってやってくる。ただ、車から降りることもなく、ちょっと状況をチェックしてくるといった感じだ。おそらく、地元民にとっては気になるので、時折、進捗状況を確認しにきているのではないだろうか。この再開発はバーンシュタット、すなわち鉄道都市と呼ばれている。ちょっとネーミングが安易に思われる。日本だったら、こういう時は横文字が使われるのかなと思ったりする。六本木ヒルズとか、ミッドシティ東京とか、品川インターシティとかである。ドイツ語は最初から横文字なので、そこらへんのネーミングは難しいものがあるのかもしれない。ここは、相当サステイナブルを意識した再開発になる予定である。なんせ、環境首都ハイデルベルク市の再開発だ。相当のメッセージ性を都市のブランディングをするうえでも持たせた再開発になるであろう。今度、訪れる時はしっかりと現場の人にヒアリングができるよう根回しをしてからきたいところである。


（開発現場）


（中央的に張られた大々的に開発を告知しているポスター）

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