「ザ・ランゲージ・オブ・ライフ」はEBTGの金字塔的傑作である [ロック音楽]
エベリシング・バット・ザ・ガールのまさに金字塔的傑作。「ドライビング」でじっくりと味わい深い曲によって幕開けされたこのアルバムは、4曲目の「ミー・アンド・ボビーD」のアップテンポの曲で盛り上げた後、EBTGの最高傑作ともいえる5曲目の「ザ・ランゲージ・オブ・ライフ」を聴かせる。トレーシー・ソーンのせつなくも生命感溢れる強いボーカルが、この曲の素晴らしい旋律を紡ぎ出す。そして、続く曲でも聴く者の感動を継続させながら、刹那を感じさせる「マイ・ベイビー・ドント・ラブ・ミー」と「ロード」で幕を閉じる。初めて聴いてから既に20年以上も経つが、今でもこの曲の持つ人の心を揺さぶる力には参る。それは、タイトル通り、このアルバムが「生命の言葉」を語っているからであろう。