オーレンス橋を渡り、どうして東京湾横断道路は橋でなくトンネルになったのだろう、そしてなぜ自動車専用にしたのだろうと訝しがる

デンマークとスウェーデンを結ぶオーレンス橋を鉄道で渡る。これによって、デンマークというかヨーロッパ本土とスカンジナビア半島とが結ばれた。その経済効果は計り知れないものがあると考えられる。さて、このオーレンス橋ができたのは東京湾横断道路が開通した後の２０００年であるが、東京湾横断道路より安く出来ている。しかも鉄道と自動車両用である。



そもそもちょっと遠回りしてもいけた木更津市と川崎市（オーレンス橋がないと陸路だとスウェーデンやノルウェーの人達は、フィンランドを通り、ロシアを回らないとデンマークだけでなくドイツやフランスにも行けなかった。もちろん、そんなことをする人はいなくフェリーを使っていたのだが）を結ぶためだけの道路が、なぜこのオーレンス橋より高いのか。さらに、オーレンス橋は自動車だけでなく鉄道でも渡れるのに、なぜ東京湾横断道路は自動車だけなのか。

もしかしたら、とてつもない無駄使いだったのではないだろうか。そもそも橋にすればいいと思う。たまには強風が吹いたり、台風の時は危険かもしれないが、現在の東京湾横断道路も橋梁部分があるので、それほどの違いはないだろう。通行止めにすればいいだけの話だ。

さて、このような馬鹿な道路ができたことは、日本人が馬鹿であることが理由ではなく、このような無駄使いをすることで得をする人達がいるからである。しかし、それで誰が損をするかというと、これらの借金は国民が被ることになるので国民である。日本人の指導者が国際的にみて、そんな馬鹿だということはあり得ない。なぜなら、そんな馬鹿なら明治時代に植民地にされている筈だし、日清戦争や日露戦争などで勝てるわけがないからだ。だから、彼らは自分たちがしていることを自覚している。しかし、国民は残念ながら騙されている。なかには騙されていない人もいるかもしれないが、騙されている人が多いので、このような事業を推進させる政党とかに投票をしていたのである。まあ、そのような人達も流石にここまで馬鹿にされると、相手の正体も分かったのかもしれない。それが、今度の衆院選選挙の結果に表れたのかもしれない。それにしても、このオーレンス橋に比べると、本当、高くて使い勝手の悪いものをつくっちゃったよね、東京湾横断道路。日本人として恥ずかしい。まあ、これを教訓として同じ轍を踏まないことが重要である。

タグ：オーレンス橋 東京湾横断道路