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ペイリンがカナダのコメディアンに騙される [グローバルな問題]

11月1日にカナダのコメディアンがホストをしているラジオ番組で、このコメディアンがフランス大統領のニコラス・サルコジに扮してサラ・ペイリンに電話をかけたところ、まんまといたずらに嵌って、コメディアンをサルコジ本人と誤解して、7分間も会話をしてしまった。この様子は、ユーチューブでチェックできる(http://jp.youtube.com/watch?v=k4aHL12vtEM&feature=related)が、あまりのペイリンの間抜けさに本当にたまげてしまう。このコメディアンは、セレブにこのような類のいたずら電話を番組内で、しばしばかけるのだが、7分間も騙され続けたのは、ブリットニー・スピアーズとサラ・ペイリンだけだそうだ。凄いな、サラ・ペイリン。ブリットニー並みの間抜け、ということか。こんなに隙だらけだと、仮に選挙でマッケインが勝利して、その後、心臓発作か何かで亡くなって、彼女が大統領になったら、アメリカはぐちゃぐちゃになってしまったであろう。おそらく、相当、人が好いのだろうが、ここまで人が好いとアメリカ副大統領どころか、アラスカ州知事をやっていくのでさえ大変なのではないだろうか。オレオレ詐欺にすぐひっかかってしまうタイプだ。アメリカという世界最大、最強の国の大統領が、オレオレ詐欺ならぬいたずら電話にすぐひっかかるタイプというのは、ギャグを通り越して、背筋が凍るものがある。しかし、人が好い、と言ったが、なんか電話での偽サルコジとの対応には、理知的なものがなく、ただの愛想がよく、つきあいのいい、ホッケー母ちゃんのそれであった。ちょっと飲みに行こうか、と有名人に誘われて、きゃー嬉しい、と簡単に舞い上がってしまうミーハーおばさんそのものだ。

本当にアメリカと人類のことを考えると、オバマが当選してくれてよかった。しかし、このミーハーおばさんが大統領になる可能性があるにも関わらずマッケインに投票したアリゾナ州やテキサス州、アラバマ州、カンサス州、モンタナ州などのアメリカ人が存在したことを忘れてはならない。この人達は、いったい何を考えているのだろうか。その想像力の欠如、その対外的責任感の自覚のなさ。このアメリカの暗黒部分は、アメリカの「変革」できる力によって多少、見えなくなっているが、それらが存在していることは忘れてはならない。
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