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道路特定財源は不特定財源? [サステイナブルな問題]

道路特定財源が道路以外の用途でいろいろと支出されていることが明かとなっている。道路利用を促進させるためのミュージカルをつくったり、著名ミュージシャンに作曲を頼んで「道路」という言葉が何回も歌詞に出てくる歌をレコーディングしてCDを小学生にばらまいたり、役人の慰安旅行代として使ったり、役人がリラックスするためのアロマテラピーやマッサージチェア代として使ったり、もうやりたい放題である。全然、道路整備のための「特定」財源にはなっていない。不特定財源である。しかし、それは言葉の間違いなのだろうか。いやいや、それは国土交通省だけが「特定」して利用できる財源という意味で、しっかりと特定財源なのである。だから、間違っているのは「特定」というところではなくて、「道路」というところなのだ。何も国土交通省の道路局の人達が道路整備に血眼になっている訳ではまったくない。その証拠に地下鉄整備のお金も道路特定財源から出していたりする。むしろ、道路整備より地下鉄整備の方にお金を使ってもらった方が東京なんかだったら遙かにいい。どんどん、道路以外に利用すればいいのだ。しかし、その差配をする権力を国土交通省の道路局の人達は手放したくないだけのことである。その気持ちは分かる。いったん手にした権力、既得権を手放すのは誰だって嫌だと思う。したがって、道路特定財源という打ち出の小槌を失っても、彼らをハッピーにさせるインセンティブを与えてあげればいいのである。とはいえ、財政難のおり、そうそうただ旅行や、ミュージカルづくりはさせられない。まあ、今まで贅沢をし過ぎたので、これからはちょっと普通の人並みの生活をしてもらうしかないか。
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