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サンシャイン・コースト [都市デザイン]

今回、16年ぶりくらいにオーストラリアに訪れ、私は相当オーストラリアが好きであったことを思い出した。オーストラリアは、シドニー、メルボルン、パース、アリススプリングス、ケアンズ、タウンズビルといろいろと訪問したことがあったのだが、なんとブリスベンは初めてであったことに気付いたのであった。ちょっと南のゴールド・コーストには行ったことがあったのだがブリスベンはバイパスしたのである。といっても、来たらいきなり土砂降りでホテルにかんづめ状態である。ということで、これを読んでいる方には大変失礼なのだが、書くことがない。それなので、今回訪れたブリスベンだけではないクイーンズランド州のことを書こう。クイーンズランド州は今、オーストラリアの中で最も人口が増加している州だそうだ。特に、今回訪問したサンシャイン・コーストは大人気だそうである。これは、何しろ温暖な気候ということがポイントだそうである。メルボルンとかは寒い。シドニーは都市が大きくなりすぎた。パースは素晴らしいが、あまりにも孤立している(パースは世界で最も地理的に孤立した都市である)。それに比べるとブリスベンは素晴らしい。というか、サンシャイン・コーストはさらに素晴らしいビーチがあるし、山もあるし、雨水は飲めるし、食物も豊かだし、まさに天国のようなとこだと思われているそうだ(これは、デジャーディンゆかりさんの旦那のアーノウドさんの受け売りである)。そういえば、同じクイーンズランド州のケアンズに18年前、大学の友人と行ったとき、私は飛行機のタラップを降りながら「ここは天国か」と思わず呟き、友人を感動させたそうなのだが(私は覚えていなかった)、まあ、確かにここは空気というか特別な雰囲気を持っていることは確かである。なんか人を幸せにするような空気である。以前、バークレイの大学院に行ってた時、都市が成長する要因は?という教授の質問に、「気候」と答えた私に対して教授は、「気候は関係ないよ」としょうがないなあ、みたいに答え、他の学生の苦笑を誘ったことがある。私はバークレイに大学院を決めたのは気候だから(冬が寒いMITとかは蹴っている)、そうなのかなあ、と思ったのだが、それから10年、人々は気候を求めて移動しているのである。と書きつつ、フロリダのセント・ピータースバーグやオーランド、アリゾナのフィニックスに人が移動しているのはやはり気候なのでは、と思ったりもしている。まあ、それはともかく、このサンシャイン・コースト、非常に素晴らしい。しかし、ここだけなのか、オーストラリア全般なのかは不明だが、何しろ物価が高い。食事はファストフードでも5ドルからという感じである。うまいステーキが38ドルなのは今なら納得できるが、本なども滅茶苦茶高い。CDも二つで44ドルという看板を掲げていたので一枚はもっと高いということか。16年前にここに来たとき、鹿の革ジャンを買い、私はそれを16年間着続けた。さすがにもうぼろぼろなので、新しいのを今回購入しようと思ったのだが、こんなに物価が高いととても買えない。換算レートは1ドル=50円程度が妥当のような気がする。日本が長期間、デフレを経験している間に、なんかとてつもないことになっている。ヨーロッパが高いと思っていたがオーストラリアはさらに高いし、ヨーロッパと違って日本より安いものがまだ見つけられない!どうなっているんだ!ということで話がだいぶ脱線して申し訳ない。また、来月もここサンシャイン・コーストに来るので、いろいろ発見したことを書き足したいと思っています。


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