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ぼけないで元気な高齢者の特徴 [サステイナブルな問題]

 90歳になってもぼけないで矍鑠としている高齢者の方々がいる。このような人達にヒアリング調査をしている東京都市大学の古川教授は、「元気な方々に共通するのはポジティブさと感謝の気持ち。そして、見返りを求めない行動。それによってストレスをためないことが若さを保っている理由ではないか」と分析する。ふうむ。私事で恐縮だが、私の母親は「感謝の気持ちがなく」、ひたすら「見返りを求める」人であった。『罪と罰』に出てくるカテリーナ・イワーノヴナに似ていて、陽気で人なつこく、第一印象は良いので相手も母親を受け入れるのだが、勝手に相手をいい人と思い、その期待にそぐわないと悪口を言うという、性根が決してよくない人間である。その母親は84歳であるが80歳ぐらいから認知症になってしまった。この古川教授の分析を知り、なるほどな、と思った次第である。
 などと書いていたらドナルド・トランプはまさに「感謝の気持ち」がほとんどゼロで、「見返りを求めて」ばかりの人生だということに気づいた。トランプは現在77歳であるが、最近のスピーチでもジョー・バイデンとバラック・オバマをずっと間違えて話をしていたし、ニッキー・ヘイリーとナンシー・ペロシとも混合していた。これは認知症なのではないか、という指摘をアメリカのマスコミもしていたが、古川教授の分析が正しければ、そういうことになるのかもしれない。
 いや、認知症になる理由はいろいろあるだろうから、認知症になった人が必ずしも「感謝の気持ちが足りず、見返りを求めている」という訳ではまったくないだろうが、私的にはちょっと母親とトランプという事例から古川教授の指摘は説得力を持ったりもした。ちなみに母親の妹、すなわち私の叔母は母親が認知症になった年を越えたが、まだまだ全然、しっかりとしている。そして、性格もよくて彼女が人の悪口を言ったのは、私の母親以外では聞いたことがない。
 さて、私は母親の血を引いているので、結構、性格的にも似ているところがある。しかし、若くして認知症にならないためにも、「感謝の気持ち」を忘れずに、「見返りを求める」ようなことをせずに残りの日々を生きていこうと、この分析結果を知り、つくづく思った。とはいえ、ドイツで生活していると、なかなか「感謝の気持ち」が持ちにくいのだが。

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