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火打山(日本百名山49座登頂) [日本百名山]

前日の妙高山に次いで、火打山にチャレンジする。黒沢池ヒュッテの朝食を4時30分にとり、5時30分に出発。ちなみに朝食はクレープにジャム、ツナ缶、缶詰の桜桃、スープに珈琲であった。ヒュッテは冷蔵庫が使えないのでそのようなメニューとなる。珈琲が美味しい。さて、今日は昨日とは打って変わった好天気である。「天気とくらす」での予報は、火打山は「C評価(登山に適していない)」であったが、今日は千載一遇の登山日和である。ここらへんの予報はなかなか当たらないと改めて思う。

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<茶臼山の登山道から後ろを振り返ると昨日はみられなかった妙高山がその姿を現していた>

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<茶臼山の登山道は尾根道なので、左手には日本海が見られる>

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<雷菱の印象的な赤い壁を望む>

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<登山道の両側はクマザサが群生している>

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<高谷池の湿原>

さて黒沢池からは茶臼山を乗り越えて高谷池ヒュッテに向かうことになる。この茶臼山はいっきなり結構の登りがあるので起きたばかりの身体には結構、負荷がある。振り返ると昨日はまったくその姿をみられなかった妙高山がその雄壮たる姿を現している。日本海も見られ、この尾根道は気持ちがよい。さて、ただ茶臼山の山頂からは木に邪魔され展望が得られない。茶臼山の山頂から写真を撮ろうと考えないで、その手前で撮ることをお勧めする。さらに、茶臼山から東側(黒沢池ヒュッテ側)は比較的、クマザサが刈られていて歩きやすいが、高谷池ヒュッテ側はそこらへんが管理されず、歩きにくい。特にヒュッテに近いところは、沢を降りる形になるが、岩と泥の中を歩いて行くのは結構、しんどいものがあった。

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<火打山をバックにした高谷池>

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<高谷池ヒュッテ>

さて、高谷池ヒュッテには7時ちょっと前に着く。荷物を置き、身軽になって再チャレンジする。高谷池ヒュッテは目の前に高谷池の湿原が広がり、早朝の光の中、高山湿原の素晴らしさを身体全体で感じる。晴れていると本当に、高山湿原は素晴らしい。高谷池ヒュッテからは火打山の壮麗なる姿が高谷池の向こう側に見える。妙高山のような特異な形状ではなく、円錐型の山らしい形をした山である。火打山、影火打山、焼山の山塊をバックにした、この湿原は極めてフォトジェニックで素晴らしい。昨日の雨で空のホコリが流されたからだと思われるが、早朝の光が、山、池、樹木を素晴らしい色で照らしている。


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<素晴らしい高原湿原>

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<高原湿原は木道で歩いて行くので快適だ>

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<ふと振り返ると妙高山のユニークな形を確認することができる>

高谷池ヒュッテを出発したのは7時ちょうどぐらい。ここから火打山までの2時間弱の登山は天気が素晴らしいこともあったが、相当、優れた登山体験を提供してくれる。妙高山の理不尽に近い、修行のような厳しさとは違い、登山の楽しさを体感させてくれるようなルートである。これは、登山道の不安定な場所はところどころ木道が整備されているなどして歩きやすくなっていることに加えて、管理も行き届いているからであろう。隣同士にある百名山であるにも関わらず、この登山環境の差は驚くものがある。一方はフルサービスの美味しい料理を提供してくれるフレンチ・レストランであるとすれば、もう一方はセルフサービスのうどん屋のような感じである。

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<天狗の庭と火打山>

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<火打山と逆さ火打>

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<妙高山>

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<さっきまで見えていた北アルプスが雲で覆われ始める>

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<火打山の山頂>

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<火打山からは360度の見事な展望を得ることができた>

高谷池ヒュッテを過ぎて15分ぐらい行くと「天狗の庭」という高山湿原がある。この湿原も見事である。ここらへんはすべて木道であるので歩きは快適だ。この湿原歩きは、高谷池ヒュッテから火打山登山のハイライトの一つであろう。湿原が終わると坂が始まる。坂は比較的、急だが、昨日の妙高山に比べればずっと楽である。坂もそれほどは急でないのに加え、登山道が管理されているので歩きやすいからだ。さらには、尾根道なので右手に日本海、左手に高妻山、さらに前方には北アルプスの山容、振り返れば妙高山が展望できる。まさに空中散歩のような気分で標高を上げていくことができ、登山の醍醐味を味わうことができる。山頂の直前には階段があり、これはこれできついが、機械的なモーションで上がっていくと山頂がいきなり目の前に広がる。山頂に着いた時は、急激に発達した水蒸気で北アルプスこそは展望が得られなかったが、それ以外は昨日とは打って変わって素晴らしい展望が広がる。あと15分ほど早く着いたら、北アルプスも見られたかもしれないが、逆にあと15分ほど遅れて着いたら、今、見られているものも雲で隠されていたかもしれない。昨日まで振っていた大量の水分が、今日の晴天と高温で凄い勢いで水蒸気となって山を覆い始めているからだ。山頂にはコースタイムより時間を取り、9時ちょっと前に到着。しばらく展望を楽しんで、帰路に着く。出発時間は9時。

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<登山道の真っ直ぐ先に見える妙高山>

帰路も気持ちよく降りて行ったのだが、ふと振り返ると雲が火打山の山頂を覆い始めている。本当、登山はタイミングだなとつくづく思わされる。我々は満点ではなかったかもしれないが、97点ぐらいのタイミングのよさだなと思う。高谷池ヒュッテに到着したのは、10時20分。ここで昼ご飯を取る。昼ご飯といっても、高谷池ヒュッテで購入できるのはカップ麺か、カップ飯。私はカップ麺を買う。カップ麺のごみも持って帰らなくてはいけないのは負担だが、カップ麺に入れるお湯とかをヒュッテが提供してくれるのは有り難い。山小屋があると、もってくる荷物がグッと減るので本当、有り難い。食事をして、最後の火打山の勇姿を満喫して、帰路に着く。出発時間は11時である。

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<富士見平分岐でふと空を見上げると夏らしい色合いの青空>

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<美しい苔に覆われた倒木>

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<十二曲り>

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<登山道沿いには多くのキノコが生えている>

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<黒沢橋そばの黒沢の清流>

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<登山道入り口に戻る。ほぼ34時間ぶり>

高谷池ヒュッテから富士見分岐までは黒沢池ヒュッテ側と違って谷道で、沢のような泥々としたところを歩いて行く。富士見平分岐は12時頃に到着。そこからは急坂を下りていく。なかなかの急坂で膝への負担を気にしつつ、丁寧に降りて行く。そして、12曲りを経て、黒沢橋。黒沢橋からはほぼ平らの木道で歩くのは楽。ただ、足の親指に水ぶくれのようなものができたので、それをかばいつつ降りて行く。あと、随分と温度があがってきたので若干、熱中症が気になる。十二分の水分を摂取しながらある一会区。笹ヶ峰キャンプ場に着いたのは14時15分。昨日の妙高山登山とほぼ同じ距離を歩いたが、登りと下りという差はあるが、疲労度は全然、違う。杉ノ原スキー場にある苗名の湯で汗を流し、帰路に着いた。

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