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駐車場だらけなのに駐車できない、という恐ろしくも馬鹿げた事態が地方都市に展開している [地域興し]

出雲市最後の夕食。しかし、まだ出雲蕎麦を食べていない。ということで、レンタカーを借りているということもあり、出雲蕎麦屋を探して出雲市駅周辺を車でうろついた。ちょっとうろついた後、駅前の道沿いに店を一軒、見つけた。さて、しかし路駐はできない。どこに車を停めていいかが分からないが、後ろに車がいるので仕方なくそのまま前に進む。東京とかだと、タイプズ駐車場のような時間貸し駐車場があるので、出雲市にもそのようなものがあるだろうから、そこに停めようと思って進むが、駐車場はあるのだが、皆、月極駐車場か、どこかの店専用のものばかりだ。ご丁寧に「当店以外の方の利用は強く、禁止します。カメラで監視しているので違反者は罰金1万円いただきます」などと書かれている。結局、駐車できるスペースがみつからないまま、蕎麦屋は遠ざかった。これだけ店専用の駐車場があるということは、おそらくその蕎麦屋にも駐車場があるということだろう、ということを理解し、また車を走らせていると再び、蕎麦屋が現れた。今度は、店の前に書かれていた地図をチェックして、その蕎麦屋の駐車場に駐車する。そして、蕎麦は無事に食べられたのだが、この蕎麦屋は中心市街地にあった。そして、周辺は駐車場だらけである。それにも関わらず、これらの駐車場の利用が制限されているので、駐車場はあっても使えない、という馬鹿げた事態が生じている。確かに商店街の店舗の多くはシャッターが閉じているので、駐車場の土地には困らないのかもしれない。しかし、それでも多くの駐車場には車は停まっておらず、都心部においてこんな土地の無駄遣いはない。商店街で共有できるような駐車場ができないのか。こんな馬鹿げたことはない、と憤慨したのだが、そこで初めて高松市の丸亀商店街が共同駐車場を整備したことがなぜ評価されていたのかが理解できた。共同駐車場という準公共物を協働して整備する、ということさえできない商店街が多いということか。もし、しかし、そんなことでも協働できないようであれば、商店街がイオンなどのショッピング・センターに勝てる訳がないであろう。

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(蕎麦屋はみつけたが駐車場が分からない)

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(シャッターが降りまくっている商店街)

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(駐車場は空いているのに駐車をすることはできない)

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