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フランク・ゲイリーのあたかも人類への挑戦のような意匠権の主張に対抗するためには、彼の建築をこの世から抹殺するべきであると考える [都市デザイン]

 さて、アメリカの建築界の巨匠、フランク・ゲイリーが、彼の作品であるプラハのダンシング・ビルを掲載しているウェブサイトに意匠権を支払えと弁護士を通じて請求しているらしいことが分かった(しかし、これに関する新聞記事等を見つけることはできなかった)。なんとダンシング・ビルの写真だけでなく、プラハのツアー・ルートにダンシング・ビルを組み込むだけでも文句を言っているそうだ。というか、文句だけでなく金を請求しているというのは、お門違いも甚だしいであろう。そもそも都市景観という公共財に対して、意匠権を主張するという点が、まるで空気に対して財産権を主張しているような言語道断さであるが、フランク・ゲイリーを有名にさせ、今のような一流建築家にしたのは、彼の作品を提供する場所と機会を提供してくれた都市、そしてそれを紹介したマス・メディアという媒体である。彼の行為は、その媒体への裏切り行為であるし、その都市を形成する構成要素としての建築物という貴重な公共資源を彼に任せたことへの叛逆行為である。
 このような主張をするのであれば、景観を形成する建築という仕事をするべきではまったくないと思われるし、このような建築家に仕事を依頼するべきではないし、また、彼の建築をつくってしまった都市とかはどんどんと破壊すべきであろう。
 ということで、ダンシング・ビルの写真をアップします。訴えられないように、しっかりとぼかしています。これなら文句ないだろう。しかし、それにしてもプラハという世界有数の都市景観の一要素をフランク・ゲイリーに依頼してしまったことで、プラハもとんだ災難である。

ダンシングビルなしのプラハ.jpg
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