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ブラジルの経済は相当、危ないかもしれない [グローバルな問題]

 ブラジルのクリチバに来ている。昨年の9月にも来たので、5ヶ月ぶり。しかし、この5ヶ月でもバスは2.80レアルから3.30レアルまで上昇。私が初めて来た時は、1レアルでお釣りがきていたと思う。つい最近でも1.50レアル前後だった。いつも行くショッピング・エスタシオンの量り売りのビュッフェ。6レアルぐらいのイメージを持っていて、最近は高いな、と思っていたけど今回は23レアル。もう既に日本より物価が高くなってしまっている。教員や公務員のストライキが頻繁に起きているけど、こんなインフレだと死活問題だ。物価上昇率は5%と予測されていたが既に7%を越えている。デフレは経済を停滞させるかもしれないけど、経済を本当に破滅させるのはインフレだな、ということが分かる。
 しかも世界的に原油安であるのに、ブラジルだけ石油の値段も上がった。これは、どうもブラジルは中東から石油を輸入していないためらしい。ブラジルの石油の産出が増えていないので、しょうがないかもしれないが、これだけ厳しい状況下での保護貿易の意味を考えさせられる。そして、エネルギーと水が不足している。特にエネルギー不足は深刻らしい。まあ、ブラジルの場合は、水力発電が主流なので水不足とエネルギー不足は連動しているのだが。
 ブラジルの経済、どうなるんだろう。私はブラジル銀行に口座を開設して、レアル貯金でもしようかと暢気に考えていたのだが、こちらで実態を知ると、なかなか投資をするような環境でもないなということに気づかされた。

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