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「美味しんぼ」叩きは現代の魔女狩りである [原発問題]

脳科学者の茂木健一郎氏が、「美味しんぼ」事件に関して、次のような持論を展開している。以下、引用させてもらう。(http://www.sponichi.co.jp/entertainment/news/2014/05/13/kiji/K20140513008153150.html

「『美味しんぼ』は、以前から、作者の方が強い信念を持って描かれている漫画だと認識している。その延長線上で言えば、今回の福島の原発事故被害について、あのような表現をしても、意外ではないし、むしろ、ああ、おやりになるだろうなという印象しか、私は持たなかった」。

「『美味しんぼ』に述べられているのは、あくまでも一人の表現者の見解である」。

「さまざまな主張が並立するのが民主主義社会というもので、『美味しんぼ』を特別視する理由が、私にはわからない」。

「それ以上にわからないのが、一部の政治家が、今回の『美味しんぼ』の表現を問題視し、対応策をとるなどと発言していると伝えられていること」

「立法府の構成員として、心を砕くべきは福島の復興支援のための立法措置であり、一つの漫画がどのような表現をしたかということをあたかも魔女狩りのようにわめきたてることではないと私は考える」

引用終わり

 菅義偉官房長官、石原伸晃環境相ら閣僚からも『美味しんぼ』への批判が相次いでいる。なんか、この人達は民衆の敵をつくりだして、それで自分達の支持を高めようとしているような印象を受ける。反日、反韓を煽っているのも、そういうことなのだろう。
 『美味しんぼ』事件で、私が本当に怖いものを感じるのは、社会がだんだんと魔女狩りを容認するような、むしろ魔女狩りを楽しむような風潮になりつつあることだ。デビルマンの世界が現実になりつつあるような怖さを感じる。
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