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ブラーのコンサートを武道館で観る [ロック音楽]

ブラーのコンサートを武道館で観る。ソールド・アウトで武道館はびっしり。女性の観客が多いことに気づく。一曲目は、ボーイズ&ガールス。ギターが上手いので驚く。ジミヘンのようだ。マーシャルのアンプが二個なのに、どうしてこんな迫力あるギターの音が出せるのだろうか。その後、ゼアス・ノー・アザー・ウェイ、ビートルバム、コーヒー&TV、テンダー、カントリー・ハウス、パークライフ、エンド・オブ・ア・セントリーなどの曲を演奏し、ディス・イズ・ア・ローで終了。

そしてアンコール曲は、日本にインスパイアされてつくった曲としてユーコ&ヒロ。グレアムのギターは日本を意識しているのかもしれないが、悪いけど外している印象。どちらかというと胡弓的な音づくりは中国か。そしてアンダー・ザ・ウエストウェイ、フォア・トゥマローと続いてユニバーサル。ユニバーサルは大いに感動する。本当、名曲だ。しかし、これが最後ではなくて、オーラスはソング2。結構、大盛り上がり大会で終了という感じ。

ブラーは、フー、キンクス、ジャム、XTCといったブリティッシュ・ロックの中でもブリティッシュ的な要素を濃縮させたかのようなバンドの継承者なのだなというのを改めて感じる。レディオヘッド、オアシスとブラーで90年代のブリティッシュ・ロックを牽引したトリオとして捉えられることが多いと思われるが、これら3つのバンドの中でも最もポップ色は強く、そういう点からも女性ファンに受け入れられやすいのかなとも思ったりもした。ただ、ギターはこれら3バンドの中でも最も過激だと感じる。なんか、ジャニーズ的なアイドルっぽいところと、凶暴性が同居しているというか、知性と狂気とが共存しているようなアンビバレントさがブラーの魅力なのかもしれない。まあ、いいものを見せてもらったとの感想を抱きながら武道館を後にした。

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