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日本へ来る留学生が激減している [グローバルな問題]

 日本へ来る留学生が激減している。これは、福島第一原発の事故が起きてからだ。最近では、徐々に増えつつあるが、それでも「日本=危険」というイメージは払拭し難い。例えば、韓国のある大学の話であるが、原発事故前であれば50人前後いた日本への留学生は、事故が起きてからほとんどゼロ、そして現在でも4名程度しかいないそうだ。もちろん、原発の事故だけが原因ではないだろう。最近の嫌韓報道は、日本人の私でさえ不快になるのだから、当の韓国人であったらたまらないものがあるだろう。私はアメリカの小学校に通っていて、日本人だからという理由だけでイジメを受けた経験があるので、このような民族とかをターゲットにした報道が、公のメディアでされることは、ほとんど理解できないし、そういうことが起きている日本の三流国ぶりに辟易しているので(そのくせ、グローバル化に対応しないといけないなどと騒いでいるのだから呆れてしまう)、留学生に来て欲しいといいつつも、本当に来る価値がある国であるかは自信が持てなかったりもする。
 ちょっと、外に出れば、日本のおかれている国際的状況がいかに不味いものであるかが分かる。オリンピックを招致できたからといって、日本が安全であると認められたわけではない(実際、安全ではないし)。風評被害などと言っている暇があれば、しっかりと事故を反省し、それを二度と繰り返さないような国づくりを模索するべきであろう。原発推進を姑息に考えているようでは、信頼されることは遠のくばかりであるし、いい加減、アメリカのいいなりばかりにならないで、日本の国益を中心に政策を考えるべきではないのか。アメリカは日本政府に原発推進やら秘密保護などを押しつけるが、それを日本政府が実践することを非難するのもアメリカのマスメディアである。両方を満足することが出来ないのであれば、日本の国益を中心に将来を考えるべきであろう。

タグ:留学生
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