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中学入試の算数を考える(四谷大塚のテキストは今ひとつだ) [中学受験]

中学入試の算数を分析して、次女に指導をしている。次女の特徴としては、算盤をしていたこともあり、計算が正確だ。特別に計算が速いわけではないが、ほとんど間違えない。これは長女との大きな違いだ。そして、その日の調子にもよるが、調子がいいときは結構、難しい入試問題も解ける。サピックスの模試で算数の偏差値が40とはちょっと俄には信じがたい。あと、もう一つの特徴としては、分野的に得手不得手の差が大きいということだ。これは、一貫して受験範囲を勉強していないからかと思われる。5年生の夏休みから塾に行ったことが原因か。はたまた行った塾が地元の小さな塾で、大手のようにしっかりとしたカリキュラムをもっていなかったことが原因か。まあ、どちらにしろこの分野によっての出来不出来の温度差が大きいことが問題である。弱点分野は本来的には夏休みが克服する最後のチャンスなのだろうが、そうもいってられないので対策を考えないといけない。

さて、娘が通っていた塾は四谷大塚のテキストを使っている。そこの問題を一緒に解いてみると、オリジナルの問題なのだがよくない。全般的に、生徒に何を教え、どのように学習効果を高めていこうとしているのか、その意図も見えにくい。そこで、このテキストをやるのを辞めさせて受験校の過去問とでる順計算をやらせた。でる順計算は以前からやっているのだが、まだ終わっていない。ただ、一年前にこれを一ヶ月で終わらせてと渡した時は(その後、塾の宿題が忙しいとかでやらずに放っておかれた)、制限時間内で終わることはまったくできず、また正解率も低かったのだが、今では□埋めの問題などもすらすら制限時間内で終わらすことができている。計算問題はどうにか大丈夫そうだ。過去問は、その問題の分野のものを日能研の「データランキングシリーズ」から選んだものを数問やらせてから、取り組ませた。娘の志望校の問題はおどろくべきほどの良問で、四谷大塚のテキスト問題集をやるよりずっと優れている。

算数問題の勉強は、愚問を多くやるより、良問を数少なく深く掘り下げてやった方がいい。幸い、娘の志望校の問題は素晴らしく良問であり、かつ計算は楽。よく計算がいたずらに難しい問題があったりするが、娘の志望校は計算ミスでその受験生を判断するというよりかは解決法を見いだす分析力などを計ろうとしていることが分かる良問だ。これは、試験対策を効率的にやるのにもうってつけだし、時間がもうないので、これがおそらく得点アップに繋がる最短の方法であろう。娘が通っていた塾は、この過去問をやらさせない。直前にやれ、などという馬鹿なことを言っている。まあ、塾をやめても受からないかもしれないが、やめなかったら100%受からない。とはいえ、今日は娘が疲れてしまい、あまり教えられなかった。気力もそうだが、体力もとても重要だ。時間はないが、焦りは禁物である。






中学入試でる順算数計算900

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  • 作者:
  • 出版社/メーカー: 旺文社
  • 発売日: 2008/06
  • メディア: 単行本



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