中学入試に挑戦することになった [中学受験]
小六の次女が中学入試を目指して、地元の塾に通っていた。しかし、夏休みも終えた9月でのサピックス・オープンとかいう模試で偏差値40台(算数にいたっては30台後半)を取ってしまった。これは、もう中学受験も諦めた方がいいかとも思ったが、本人は逆に本気モードになってしまった。父親と似て天の邪鬼なのである。さて、それでは対策を立てなくてはならないな、と私も考えた。しかし、実は長女に中学入試をさせたので自分は勝手にノウハウがあると思っていたのだが、実は何も知らないということに気づいたのである。
長女は小五になってからサピックスに通わせろ、と強く主張したので、塾に行かせないとぐれてしまうと思って行かせた。どうもサピックスは親がいろいろと宿題などの面倒をみるというシステムらしかったのだが、長女は一人で勝手に宿題をやっていた。私はもちろんだが、母親(妻)が干渉することも極端に嫌った。ということで、長女は勝手にサピックスに通って、勝手に自分で勉強して、勝手に受験して、第一志望には落ちたが、第二志望には合格した。まあ、成功したという訳ではないが、失敗という訳でもない。
私はそういうことで長女は受験させたのだが、まったく関与していなかったので、中学受験のことをよくというか、ほとんど知らなかったのである。長女は第一志望は落ちたが、サピックスのオープンとかでも、四谷大塚の模試でも偏差値が70くらいだったので、なんか受験は簡単なもんだと勝手に思い込んでいたのだ。第一志望に落ちたのも、実力というよりか、本番で必要以上に緊張して失敗したんだろう、ぐらいに思っていたのである。しかし、分かったことは、長女は勝手に勉強して成績も上げていたが、次女はどうも長女とはずいぶんと勝手が違い、勝手に自分では勉強できないタイプであったということである。
次女は小五の夏休みから塾に通わせるようにした。そのとき、長女と同じようにあまり考えもせずにサピックスの入塾テストを受けさせたら、なんと算数0点、偏差値29とかいう成績を取り、サピックスからは丁寧にうちには入れません、という手紙が送られてきた。ということで、近くの塾に通わせることにした。長女のようにあまり勉強が好きでないのと、ピアノが上手なので、ピアノを犠牲にしてまで受験勉強させるのも何だよな、という気分で傍観していた。ただ、冬休みとか、漢字の問題集をやらせてみると恐ろしく出来ないので、これはどうしたらいいんだろう、とも思ったりもしていたが、塾が宿題をいろいろ出したりしていたので、まあ、どうにかなるかな、ぐらいに思っていたのである。
次女の成績は最初が悪すぎたので、地元の塾でも結構、勉強の効果は出始め、小六の四谷大塚の模試では国語や算数は偏差値が60を越えるぐらいにまで上昇してきた。そこで、私もこのままで大丈夫だろうと若干油断をしていたら、夏休み明けの模試で恐ろしい成績を取ってしまったという訳だ。最初が低すぎたので、右肩上がりしか想定していなかった私には大きなショックであった。ちなみに、四谷大塚の模試も偏差値50以下という目を覆わんばかりの成績であった。
そこで、遅きに失しているのかもしれないが、次女は受験はすると強く主張するので、塾で何を教わっているかを聞いてみた。すると、相当、杜撰な授業がされていることが見えてきた。いや、杜撰というのは言い過ぎかもしれないが、要するに、塾は出来る子と出来ない子がいるので、どうしても出来ない子にあわせた授業をしてしまうことが分かった。こういうことは、状況が切羽詰まっていない5年生とかならいいのかもしれないが、次女のように背水の陣で受験に挑戦しようとするものにとっては極めて非効率である。また、社会の授業ではひたすら次女の志望校よりレベルの低い学校の過去問をさせていることが分かった。次女のように社会科が系統だって理解できていないのに過去問をやってもほとんど無意味である。しかも、志望校より低い学校の社会科の問題を積み重ねても、志望校の点数が取れることはない(次女の志望校の社会科の問題は相当、難しい)。さらに、塾の方針として、受験校の去年の問題は直前までやるなという指導をしていることが分かった。これは、はっきりいってまったく受験指導として正しくない。過去問はむしろ徹底してやり、その学校の問題の傾向に慣れるようにすることこそが受験勉強の王道である。また、入試問題というのは学校から受験生のメッセージであり、そのメッセージから、どのような勉強をすべきか、どのような学生を欲しいか、などを理解してから受験勉強を取り組むべきである。直前に、本番のシミュレーションのようにやるのは馬鹿げている。そういうことをしたいのならば、類似問題を作成するぐらいのことをするべきだ。まあ、おそらくそういうことが出来ないので、こんなくだらない発想をしてしまうのであろう。
ということで、とりあえず塾を変えることから考えなくてはならないことが分かった。また、社会科の問題を解くうえでの知識をいかに体系づけていくかを考えてなくてはならないことを知り、とりあえず参考文献を購入することにした。また、冬休み頃に「これをやるといいよ」と渡した「中学入試でる順漢字3500」という問題集にほとんど次女は手をつけていなかったので、これを早急に一回りさせるように指導した。あと、早速、家で受験志望校の過去問を入手し、私が直接、次女に解かせて指導することにした。
さて、次女は恐ろしく穴だらけで、中学受験をしていない私が、果たして彼女を正しく導けるかどうか、極めて自信はないのだが、どう考えても、こんな私でも今の塾よりは遙かにしっかりと指導はできるという確信はある。というか、今の塾では100%、次女が志望校に入ることは無理だ。そういうことで、いきなり中学受験生の父親ブログのようなカテゴリーものを来年の2月頭まで書くことになりそうだが、もしよろしければお付き合いいただければと思う。
これまでのカテゴリーでも書くこともあると思いますし、中学受験にまったく関心のない方には申し訳ないのですが、現在の私の大きな関心事なので、いろいろと記していきたいと思います。宜しくお願いします。
長女は小五になってからサピックスに通わせろ、と強く主張したので、塾に行かせないとぐれてしまうと思って行かせた。どうもサピックスは親がいろいろと宿題などの面倒をみるというシステムらしかったのだが、長女は一人で勝手に宿題をやっていた。私はもちろんだが、母親(妻)が干渉することも極端に嫌った。ということで、長女は勝手にサピックスに通って、勝手に自分で勉強して、勝手に受験して、第一志望には落ちたが、第二志望には合格した。まあ、成功したという訳ではないが、失敗という訳でもない。
私はそういうことで長女は受験させたのだが、まったく関与していなかったので、中学受験のことをよくというか、ほとんど知らなかったのである。長女は第一志望は落ちたが、サピックスのオープンとかでも、四谷大塚の模試でも偏差値が70くらいだったので、なんか受験は簡単なもんだと勝手に思い込んでいたのだ。第一志望に落ちたのも、実力というよりか、本番で必要以上に緊張して失敗したんだろう、ぐらいに思っていたのである。しかし、分かったことは、長女は勝手に勉強して成績も上げていたが、次女はどうも長女とはずいぶんと勝手が違い、勝手に自分では勉強できないタイプであったということである。
次女は小五の夏休みから塾に通わせるようにした。そのとき、長女と同じようにあまり考えもせずにサピックスの入塾テストを受けさせたら、なんと算数0点、偏差値29とかいう成績を取り、サピックスからは丁寧にうちには入れません、という手紙が送られてきた。ということで、近くの塾に通わせることにした。長女のようにあまり勉強が好きでないのと、ピアノが上手なので、ピアノを犠牲にしてまで受験勉強させるのも何だよな、という気分で傍観していた。ただ、冬休みとか、漢字の問題集をやらせてみると恐ろしく出来ないので、これはどうしたらいいんだろう、とも思ったりもしていたが、塾が宿題をいろいろ出したりしていたので、まあ、どうにかなるかな、ぐらいに思っていたのである。
次女の成績は最初が悪すぎたので、地元の塾でも結構、勉強の効果は出始め、小六の四谷大塚の模試では国語や算数は偏差値が60を越えるぐらいにまで上昇してきた。そこで、私もこのままで大丈夫だろうと若干油断をしていたら、夏休み明けの模試で恐ろしい成績を取ってしまったという訳だ。最初が低すぎたので、右肩上がりしか想定していなかった私には大きなショックであった。ちなみに、四谷大塚の模試も偏差値50以下という目を覆わんばかりの成績であった。
そこで、遅きに失しているのかもしれないが、次女は受験はすると強く主張するので、塾で何を教わっているかを聞いてみた。すると、相当、杜撰な授業がされていることが見えてきた。いや、杜撰というのは言い過ぎかもしれないが、要するに、塾は出来る子と出来ない子がいるので、どうしても出来ない子にあわせた授業をしてしまうことが分かった。こういうことは、状況が切羽詰まっていない5年生とかならいいのかもしれないが、次女のように背水の陣で受験に挑戦しようとするものにとっては極めて非効率である。また、社会の授業ではひたすら次女の志望校よりレベルの低い学校の過去問をさせていることが分かった。次女のように社会科が系統だって理解できていないのに過去問をやってもほとんど無意味である。しかも、志望校より低い学校の社会科の問題を積み重ねても、志望校の点数が取れることはない(次女の志望校の社会科の問題は相当、難しい)。さらに、塾の方針として、受験校の去年の問題は直前までやるなという指導をしていることが分かった。これは、はっきりいってまったく受験指導として正しくない。過去問はむしろ徹底してやり、その学校の問題の傾向に慣れるようにすることこそが受験勉強の王道である。また、入試問題というのは学校から受験生のメッセージであり、そのメッセージから、どのような勉強をすべきか、どのような学生を欲しいか、などを理解してから受験勉強を取り組むべきである。直前に、本番のシミュレーションのようにやるのは馬鹿げている。そういうことをしたいのならば、類似問題を作成するぐらいのことをするべきだ。まあ、おそらくそういうことが出来ないので、こんなくだらない発想をしてしまうのであろう。
ということで、とりあえず塾を変えることから考えなくてはならないことが分かった。また、社会科の問題を解くうえでの知識をいかに体系づけていくかを考えてなくてはならないことを知り、とりあえず参考文献を購入することにした。また、冬休み頃に「これをやるといいよ」と渡した「中学入試でる順漢字3500」という問題集にほとんど次女は手をつけていなかったので、これを早急に一回りさせるように指導した。あと、早速、家で受験志望校の過去問を入手し、私が直接、次女に解かせて指導することにした。
さて、次女は恐ろしく穴だらけで、中学受験をしていない私が、果たして彼女を正しく導けるかどうか、極めて自信はないのだが、どう考えても、こんな私でも今の塾よりは遙かにしっかりと指導はできるという確信はある。というか、今の塾では100%、次女が志望校に入ることは無理だ。そういうことで、いきなり中学受験生の父親ブログのようなカテゴリーものを来年の2月頭まで書くことになりそうだが、もしよろしければお付き合いいただければと思う。
これまでのカテゴリーでも書くこともあると思いますし、中学受験にまったく関心のない方には申し訳ないのですが、現在の私の大きな関心事なので、いろいろと記していきたいと思います。宜しくお願いします。