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サンライズ瀬戸で高松まで向かう [地球探訪記]

高松に朝の9時頃に行かなくてはならなくなった。しかし、前日の20時30分頃まで東京で予定がある。最終列車で行くことはできるが、そうすると高松に到着するのは朝の1時過ぎ。また、早朝の飛行機で向かったとしても朝の10時頃になる。どうしようと考えていて思い浮かんだのが、サンライズ瀬戸である。これだと夜の10時に東京を発って高松には朝の7時22分に着く。絶妙のダイヤ設定である。

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(東京駅のホームに入るサンライズ瀬戸。写真を撮る人が多い)

ということで、サンライズ瀬戸で高松に向かった。B寝台だが、個室でとても快適だ。その昔のブルートレインとかだと、3段ベッドや2段ベッドで、周りの客に気を遣ったりしたが、この個室はまさに動くビジネス・ホテルという風情である。久しぶりに一人の時間が出来たので、思わず仕事をしてしまったが、インターネットも繋がり快適だ。日が変わる頃ぐらいに富士駅に着いた。その後、就寝する。

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(B寝台。個室で快適。だが下であってので、上にすればよかったと後悔)

さて、目が覚めて外を見たらちょうど大阪駅に着く頃であった。4時ちょっと過ぎであった。もう少し寝たかったが、外はもう明るくなっていることもあり、どうも目が覚めてしまったので、メイル・チェックなどをしていると、6時になって岡山駅に着く。これは、急がないとシャワーを浴びれなくなり、310円で購入したシャワー券が無駄になると慌てて、シャワー・ルームに向かう。4時過ぎにトイレに行ったときでも、シャワー・ルームには待ち行列が出来ていたので、これはもう駄目かなと思ったら、誰も待っていなかった。朝風呂の習慣のある人は少ないのかな、とちょっと不思議に思うが私的にはラッキーだ。ちなみに、このシャワー・ルームは6分間、シャワーが使える。シャンプーもあり、なかも清潔で、ヨーロッパの寝台列車にはないサービスで私は感動した。さすが、風呂文化の進んだ日本だけのことはある。ただ、車内で購入した200円の手ぬぐいは小さすぎで、これを使うことが分かっていればタオルを持参すればよかったと後悔する。

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(瀬戸大橋を渡る)

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(四国が近づいてきた)

高松駅には時間通り、無事に着いた。ちょっと睡眠時間は短かったが、快適な鉄道旅行であった。夜行バスのあのストレスに比べれば天国であるなと思う。

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(高松駅のホームに着いたサンライズ瀬戸)

さて、しかし、このように使い勝手のある夜行列車であるのだが、もう本当に少しだけしか走っていないことが分かった。九州方面に走る夜行列車は、私が中学生の時にはたくさんあったのに、今ではまったくない。中学二年の時に友達と十和田湖に行くために乗った「あけぼの」、中学三年の時に広島に住む叔母のところに行くために乗った「はやぶさ」。夜行列車の旅情はなかなか素晴らしいものがあったが、そういう体験がもうほとんど出来なくなったのはちょっと残念ではある(「あけぼの」はまだ運行しているようだ)。

多くの夜行列車が廃止された理由は、利用者減少が理由らしいが、瀬戸サンライズは満席であった。新たな需要を発掘することができるのではないかと思ったりもする。

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