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イアン・アンダーソンを東京ドーム・シティホールで観る [ロック音楽]

イアン・アンダーソンを東京ドームのシティホールで観る。長大なるコンセプト・アルバムであり1972年にビルボード1位に輝いた『Thick as Brick』を1部で再現し、またその発売40周年記念につくられた『Thick as Brick2』を再現したコンサートである。ちなみにアンコールは「ロコモーティブ・ブレス」であった。イアン・アンダーソンを観たのは初めてである。イアン・アンダーソンは1947年生まれであるから今年で66歳だ。しかし、そのような年齢を感じさせない極めてエネルギッシュで激しいステージであった。ステージ狭しと動き回るのは勿論のこと、得意の鶴のような片足立ちを頻繁にやっていた。この片足立ち、見た目が格好よいという以外に何の意味もないと思うのだが、これをやられると、おおジェスロ・タルとなんか納得する。ジョジョの冒険のジョジョのような決めのポーズとしての演出効果がある。ジェスロ・タルのステージはとても演劇色が強く、しかもその演劇がシェイクスピアにも通じるようなイギリス的な品があり、思わず引き込まれる魅力を有していた。

ステージで流された動画の解説で、ジェスロ・タルはプログレ・ロック・バンドでありポップではないと言っていたが、ギターなどはギブソンのレスポールでもろ、ブルース系ハード・ロック風のギターであった。変拍子などもあり、そのドラマチックな構成等からプログレという風に解釈できるのは理解できるが、なんかプログレというよりかは、よりジャジーでブルースっぽいとの印象を受けた。とはいえ、この年になって、まさか『Thick as Brick』を生演奏で聞けるとは思わなかった。長生きするものである。
Thick As a Brick

Thick As a Brick

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: CHRYSALIS
  • 発売日: 1998/06/01
  • メディア: CD



Thick As a Brick 2

Thick As a Brick 2

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: Capitol
  • 発売日: 2012/04/02
  • メディア: CD



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