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シェアハウスを訪問する [都市デザイン]

シェアハウスが密かに人気を博している。シェアハウスの市場は、元が小さいということもあるが、倍々ゲームで増えている。賃貸市場の1割ぐらいまでは余裕で市場は伸びるというのが妥当な予測であると考えられている。なぜ、今、シェアハウスなのか。いうことで、東急田園都市沿線にあるシェアハウスを見学しにいった。

このシェアハウスは120戸数もある巨大なもので、元社員寮であったものをシェアハウスに改装したものである。1階から4階まであり、建物の真ん中は中庭になっている。1階のほとんどは共有スペースであり、流しが4つある巨大な台所、キッチン、そしてヨガのできるスタジオ、大スクリーンでDVDなどが見られるシアター・ルーム、読書ルーム、テレビがある居間のようなスペース、シャワー・ルームなどから構成される。しかし、共有スペースが充実しているので、個室にはトイレを含めて、洗面所といった水回りは一切ない。トイレ、洗面所、そして洗濯室は各フロアにある。個室にあるのは冷蔵庫とベッド、机と椅子、そして収納スペースぐらいである。共有することで、個ではなかなか実現できない豊かさを皆で得よう、という社会的な試みである。たいへん興味深い。

シェアハウスはどちらというと、ワンルームを借りるのも金銭的に厳しい人が借りるところ、といったイメージもあるが、視察したところは、家賃は7万か8万。床面積は25㎡くらいであるから、これはあまり安くない。さらに、これに光熱費が1万円プラスとなるのと、洗濯機等は30分100円取られる。これだけ払うとなると、ワンルーム・マンションは借りられる。どうも、最近のシェアハウスは経済面というよりかは、このシェアによって豊かさ、シェアすることを楽しもう、という人々のニーズに応えるようになってきているのではないだろうか。

1月16日からは日本テレビにて、水川あさみが主演のテレビドラマ「シェアハウスの恋人」も始まる。シェアハウス人気がさらに高まるかもしれない。
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