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チベット四大聖湖のヤムドゥク湖まで行き、ヒマラヤ山脈を観る [地球探訪記]

ラサからバスに乗ってヤムドゥク湖まで行く。自動車で片道3時間ちょっとだ。ちょうど、ラサとブータンとの国境の中間地点ぐらいにある。ヤムドゥク湖は、標高4400メートル。標高3700メートルのラサで既に高山病でぼろぼろとなっている私には、ワインディング・ロードで標高を上げていくバスがきつい。ツアー・ガイドが寝ては駄目だ、という。これは、寝ると、環境の変化に対応できず、高山病が悪化するからだそうだが、起きているのも辛い。さて、そのように這々の体で、このヤムドゥク湖を望む峠にたどり着いたのだが、その湖はトルコ・ブルーに輝いており、なるほど、チベット4大聖湖の一つで、人々の祈りの対象となっているのも当然であるなと理解した。
 湖の先には、標高7000メートル以上の雪を抱いたヒマラヤ山脈の山々を観ることができた。ネンチンカンサン山は雲に隠れていたが、それにしても、なかなかの素晴らしい光景に心を奪われる。
 面白いことに、この素晴らしい景観をみて、「あの湖を観るためにバスで3時間以上も乗ったのかよ」という馬鹿な中学生のような感想しか言えない50歳代後半の同行者がいたことである。このチベット・ツアーは都市デザイナーの集まりで行ったのであるが、このような人が都市デザインに携わっていることが、日本の都市デザインがなかなかよくならない理由の一つであるなとも思わせられたりした。都市デザインには感性が強く求められると思うのである。

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