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名古屋の人達の原発に対しての危機意識の低さには呆れかえる [原発問題]

政府が全国11カ所で開いたエネルギー政策の意見聴取会が4日終わり、2030年までに原発ゼロを求める意見が7割を占めた。(http://www.asahi.com/politics/update/0804/TKY201208040443.html

この数字が高いかどうかは、特にここでは議論をしないが、興味深いのは地域によって差があることだ。さいたま、仙台、名古屋、札幌、大阪、富山、広島、那覇、高松、福岡(福島は数字の取り方が違うので、ここでは省く)の10都市で、「2030年の電力に占める原発の割合」が「20〜25%」と回答した割合が最も高いのは名古屋(23%)、次いで大阪(21%)、富山(20%)となっている。ここで驚くのは名古屋の高さだ。というのは、これはもう、シミュレーションから明らかなことだが、福井の原発で事故が起きたら放射能まみれになるのは名古屋である。政令指定都市で、原発で事故が起きた場合、浜岡が再稼働しないという条件では、圧倒的に危ないのは名古屋、そして福岡だ。そういう点で、名古屋の人達の危機意識の低さには呆れかえるしかない。ちなみに、大阪は相当、安全だ。まあ、福井で事故が起きたら、大阪の水瓶である琵琶湖は汚染されるので、そういう点では無害という訳にはいかないだろうが、名古屋とは違う。そう考えると、本当、名古屋の人達のお気楽さには呆れてしまう。特に、大飯原発が断層の上に立地している可能性が高いことを考えると、何を考えてるんだろうねえ。

もう一点、興味深いのは、「0%」の割合が低い48%の高松で、28%が「その他」となっている。意見を表明するのが苦手な地域なのだろうか。このような状況下で、自分の意見が言えない、というのは随分とだらしない人達だ。まあ、他人事なのであろう。伊方で事故っても、確かに高松にはあまり被害が及ばないだろうし、確かに高松は原発の危険が相対的に低い地域であるから、この結果は分からなくもない。

まあ、何が分かったかというと、原発に関しては、随分とその意見に地域差がみられるということだ。ただし、那覇はサンプルが9人であったりして、さいたまの309人とは大違いである。とはいえ、福島原発の問題が対岸の火事であるように捉えている地域とそうでない地域とで、大きく世論が分かれてしまっている印象を受ける。
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