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原発稼働の是非を問う住民投票条例案を圧倒的反対多数で否決した自民党・公明党 [原発問題]

 東京都が直接請求を受けた原発稼働の是非を問う住民投票条例案について、都議会は20日の本会議で自民、公明両党などの反対多数が否決した。民主党は自主投票とし、半数以上が賛成した。
 民主党の出鱈目さ加減に呆れかえっている私であるが、それでも、まだ民意を重んじるという点では自民党、公明党よりはましだ、というこの信じがたい事実。公明党はおそらく、公明党支持者以外はどうでもいいと考えているので理解できなくもないが、自民党って本当、一体何なのだ。野党になっても、この民意を無碍にする対応。与党じゃあ、もうないのに、この余裕は何なのだろう。
 まあ、民意といっても、条例案は約32万人分の都民の署名に過ぎない。この32万人には私も入っているが、1200万分の32万だからなあ。子供もいるので実際はもう少し、割合は高いかもしれないが、それでも3%弱という数字は少ない。しかし、一方で32万という数字も大きいとは思う。少なくとも、投票をさせて欲しいと言っているだけであり、原発の是非を問うている訳ではない。しかし、石原慎太郎知事は「稼働の是非は国が責任を持って判断すべきだ」と反対し、しかも親指を立てて下げるという都民を馬鹿に仕切ったパフォーマンスまでもした。しかし、原発の是非は都民に投票させないのに、自分は都民の投票で選ばれている訳ですよね。まあ、こういう人を投票した都民にすべて責任が帰せられるということなので自業自得なのでしょうが、このようなことを続けると、そのうち反社会的な輩が増えていくと思うのは私だけではあるまい。原発という圧倒的な暴力を押しつけておいて、いつまでも黙って人がそれを受け入れるとは思えないからだ。
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