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大飯原発の使用済み核燃料はどうやって処分するつもりなのか? [原発問題]

毎日新聞のウェブニュースから下記、引用(http://mainichi.jp/select/news/20120617k0000e010117000c.html?inb=yt)。

原発を動かすと使用済み核燃料が発生する。大飯原発では貯蔵先の約7割が埋まり、新たな貯蔵先や処分方法に展望が見えない。福井県の西川一誠知事は16日に政府に要請した8項目の中で、県外でも一定期間保管する「中間貯蔵施設」を求めたが、政府は具体的な検討を先送りした。
 使用済み核燃料は、熱を出し続けるためプールなどで約4年は冷やす。冷やせないと溶融し放射性物質が漏れる恐れがあるからだ。
 関西電力によると大飯原発3、4号機には今年3月末現在、2805本(1291トン)の使用済み核燃料が保管され、容量の72%に達している。唯一の搬出先である再処理工場(青森県)も容量の97%とほぼ満杯のうえ、トラブル続きで稼働に見通しが立たない。
 福島原発事故を検証した民間の事故調査委員会の北沢宏一委員長は「プールという原発の最大の弱点を放置しての再稼働は理解できない」と批判する。状況は他原発も同じで、昨年9月末現在、全国での保管量は1万4200トンで、満杯の2万630トンに迫る。枝野幸男経産相は再稼働決定を受けた16日の記者会見で「中長期的な原子力政策を議論中で検討体制もこれから」と応じるにとどまった。

引用終わり。

私はフクシマ原発の事故以降、原発稼働は全くもって反対で、脱原発を志向しているものであるが、そういう考えを抜きにしても、原発再稼働するうえで頬被りできない問題が、この「核のゴミ」の処理である。最終貯蔵施設をどうするかという展望がまったく見えていないのも問題だが、短期的な中間貯蔵施設でさえ、まったく確保できていない状況にある。それなのに、大飯を再稼働させた政府の無責任ぶりには呆れるほかない。西川知事は、おそらくこの愚行によって歴史に名を残すであろう。日本に将来があったらの話であるが。
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