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今さら節電要請をする経団連の米倉会長 [原発問題]

今日(2012/06/01)の日経新聞の記事によれば、経団連会長の米倉弘昌氏が、今日6月1日に経団連に加盟する全国1300社の会員企業に節電の要請をするそうだ。

http://www.nikkei.com/article/DGXNASDF3100T_R30C12A5EE8000/

おいおい、今までしていなかったのかと驚くのと同時に、まあ、これは大飯原発が再稼働する既定路線が100%もう敷かれたのだなということを理解する。まあ、節電しなくてよくなったからの節電要請なのだが、これはあまりにも茶番であろう。その茶番のひどさに、開いた口がふさがらない。というか、米倉会長は何もしなければいいのに、ここで節電要請をするというのはどういうメッセージを社会に発しようとしているのであろうか。自らの偽善者ぶりを露呈することの意味が分からない。

これは、敢えて比喩を用いれば、親が好き嫌いの激しい子供に、「人参を食べて」と言っていたのに、ずっと子供は抵抗して、親が観念して人参を下げて、捨てた後のを見届けて、「やっぱり食べてもいいよ」と言っているようなものではないのか。これは、親を激怒させるだけの行動ではないのか。ということは、我々国民を怒らせるということが米倉会長の目的なのだろうか。現在の日本では、経済的な豊かさを相変わらず追求しようとしている人達と、より精神的な豊かさを求める人達とで二分されているような状況にある。米倉会長は、そんな火に油を注ぐようなことをして、何がしたいのだろう。よほど、けんか好きな人なのかもしれない。


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