ドイツ人の優れた点

ドイツ人のどこが日本人より優れているのか。共感力、協働力、創造力などにおいては、私は日本人の方が平均的には優れていると思う。サッカーなどをみると、随分とチームプレイが得意のようにも思えるが、それも日本に比べて秀でているとはいえないであろう。しかし、ドイツ人は分析能力と客観視する能力に関しては日本人より長けていると思われる。そして、この二つの能力は、実は生き延びるうえでは、たいへん有効なものなのである。だから最近は、日本人はそのうち滅びてもドイツ人は生き延びるのではないかと思いつつある。弱肉強食ではないが、やはり愚かな民は淘汰される。原発と心中しようとしている道を選ぼうとしている民に将来があるとは正直、思えないのである。

あと、フクシマの原発の事故以降、私が勝手に日本人においては優れていると思っていた共感力においても、必ずしもそれほど大したことがないのではと思いつつある。よくよく考えると、日本人ほど差別が好きで、差別することに抵抗を持たない国民もそれほど多くない。ドイツもナチスという負の歴史を有しているが、それを徹底的に晒すことで、常に自省を促すような環境にある。日本人はどちらかというと、差別した方が勝ち、のような精神文化があるのではないだろうか。それが、陰湿な苛めへと繋がっているような気がする。もちろん、そのような苛めを潔しとしない人も多くいる。しかし、総じて、虐め勝ちといった文化があるでしょう。ということを、ドイツで考察したりする。