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飯舘村で農家をされていた人の話を聞く [原発問題]

飯舘村で自然農業をされていて、原発事故が起きた後、避難生活をされている方のお話を聞き、大変な刺激を受けると同時にこれまでの私の原発仮説が正しいのではとの感触を得る。

それらの仮説を箇条書きに整理する。
1) 菅総理が東電本社に乗り込まなくては、水蒸気爆発が起きていた確率が極めて高かったこと
2) 東電は明らかにメルトダウンしていたことを事故時に知っていたが隠していたこと
3) 福島で原発事故が起きたことは不幸中の幸いであったこと。これが玄海原発か伊方原発であったら日本は大変な状況になっていたこと。日本はセカンド・チャンスを貰えた。このチャンスを活かさないと、もう未来はない
4) 広大な土地が人が住めない土地になってしまった。いつ帰られるかも分からない土地になってしまった。
5) 政府はSPEEDIで放射能の飛散状況を把握したにも関わらず、それを公開しなかった。公開することで、問題が大きくなることを怖れたのである。チェルノブイリの事故後にソ連政府がやったことと同じ。

私のこれまでの情報等から類推してきたことは、この農家の方の意見とほぼ同じであり、私の仮説はほぼ妥当であることが分かり、改めて原発の理不尽さ、不合理さを知る。それらに加えて、彼の話から、新たに色々と新しい知見をも得られることができた。私の仮説以外に新たに知った驚愕の情報は次の通り
1) 水素爆発があった翌日、ニュースで飯舘村は35マイクロシーベルト毎時であることを放送したが、その翌日以降は一切、放射能の量に関する放送はなくなった
2) 二本松市で生産された米が500ベクレル(キロ)を越えたことを問題にしているが、そもそも500ベクレルという数字が尋常ではなく高いこと
3) 福島県の飯舘村のようにちりぢりになった人は10数万人である。
4) 政府はいたずらに飯舘村が安全だ、マスクをしなくてもいい(山下教授)などと言ったので、6000人の村民が事故後に2500人に減ったのに、5500人が戻ってきてしまった。これは本当に殺人的な行為であり、飯舘村民を政府は見捨てたのである

やはり、日本はどこかが狂っている。第二次世界大戦前夜のようなマスコミの箝口令、高橋是清の暗殺事件のような菅直人の追い落とし、そして被爆地の犠牲を屁とも思わない対応、さらにはその犠牲を全国民で負担させようとする風評被害という狡猾な対策・・・。改めて、その狂気を確認できた飯舘村元村民の話であった。
タグ:飯舘村
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