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釘宮直也監督の『THE MILD BUNCH』をシネマート六本木で観る [映画批評]

釘宮直也監督の『THE MILD BUNCH』をシネマート六本木で観る。知人が出演しているからである。知人が映画に登場すると、思わず、応援したい気持ちになるが、別にコンサートや演劇と違って、応援しても無駄であることに気づき、ちょっと恥ずかしい気持ちになる。さて、映画はあまり期待しないで観たのだが、よかった!飛行機の中でよく観るハリウッド映画の大半より、ある意味面白く、観る価値があった。

内容は、サラリーマンが突然、大企業という組織から理不尽で不合理な攻撃を受け、正常な感覚を崩壊していく過程を描いたものである。私も以前、サラリーマンをやっていたから、そういう不条理はなんか身に迫るものがある。私がもと働いていた会社は結構、不合理で、まともだと評価されている社員が、あることをきっかけにオセロの玉が黒から白になるように、まともではないと評価されたりしていた。私もあと1年か2年いたら発狂していたかもしれない、とまじめに思う。まあ、この映画は、そこらへんはコメディー・タッチで表現しているが、結構、こういう不安にはしょっちゅう晒されるよね。ちなみに、大学教員になってから、このような不合理からはある程度、自分の身を守れている。その点が、サラリーマンを辞めた一番のメリットかな、ということを本作品を観て考えたりする。話が、ちょっと逸れたが、この映画、機会があったら観ることをお勧めします。とはいえ、シネマート六本木は明日(2日)までですので、関心のある方は、是非とも明日の18時もしくは20時に六本木へ!

以下、参照して下さい。
http://www.biz-samurai.com/release/detail/84539/
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