SSブログ

台風直撃で放射線が高くなった関東地域 [原発問題]

台風が直撃した前後、関東地域では放射線が高くなった。例えば、神奈川県の環境放射線グラフをみるとよく分かる。場所によって異なるが、例えば川崎地区の浮島局だと、通常は0.065マイクロシーベルト毎時であったのが14時頃から上昇を始め、18時には0.110まで上昇し、また20時頃には0.065まで戻っている。

http://guregoro.sakura.ne.jp/radioactivity/kanagawa/

このような傾向は新宿区や渋谷区でも見られる。新宿区もピーク時は0.82マイクロシーベルト毎時であった(平時は0.58前後)。

まあ、台風は放射能攪拌機であるから当然といえば当然の結果だが、250キロメートルも離れていても、台風で放射能が運ばれてくるという事実に愕然としてしまう。もちろん、私のガイガーカウンターも0.08から0.11にまで台風時には数字が上がっていた。

興味深いのは福島県で、福島県では放射能が通過した時(19時前後)に減っている。これは、測定していた場所から放射能が台風によって吹き飛ばされたからではないかと思ったりするのだが、その後、また増えているので、どのように解釈していいかちょっと不明だ。それにしても大熊町とかは今でも7マイクロシーベルト毎時かあ。年間62シーベルトか。こりゃあ、本当に厳しすぎる数字だ。それでも「死の町」とか言うと大臣を辞めさせられ、しかも石原伸晃に「万死に値する」とか罵られるんだよなあ。まあ、年間62シーベルトというのは、結構、万死に値する数字かもしれない。

http://guregoro.sakura.ne.jp/radioactivity/fukushima_genpatsu_area/

とにかく、台風がフクシマ原発を直撃すると、広範囲に放射能がばらまかれることが分かった。しかし、興味深いことに、テレビ朝日がちょっと台風とフクシマ原発のことをニュースで流したのを除けば、他はまったく無視。普通、台風が東北を北上していったら、フクシマ原発は大丈夫かって思うでしょう。そのようなニュースに対する需要を敢えて無視する背景には、一体何があるのか。私は最近、このマスコミの情報操作が大変気になっている。もしかしたら、これだけ悲観的になっている私が考えているよりも、さらに世の中って不味い状態にあるのだろうか?
nice!(1) 
共通テーマ:日記・雑感

nice! 1