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前原外相を追い込んで野党が得意になっているとしたら国賊ものだ! [グローバルな問題]

前原外相が辞任した。法律で禁じられている外国人からの献金を受けたことが理由だ。外相という立場で、外国人から献金を受けることは大失態である。しかし、よくよくその事実を知ると、まったくもって大した問題ではないことが分かる。まず、外国人というのが在日の方で、前原氏が中学二年生の時、近くに引っ越してからの知り合いで前原氏が貧乏で苦労していたこと、また議員になってからも慕ってくれたことなどから「ずっと息子のように思っていた」おばさんで「在日が献金しちゃあかんなんて、知らんかった」と語っていた(朝日新聞3月6日)。女性からの寄付は日本名の「通名」によるものであった。この女性は「前原君とは人間同士の付き合いで、在日とか日本人とか、いちいち彼も確認せん。そんな失礼なこと聞かんやろ」と憤ったそうである(同新聞同日)。
 映画『パッチギ!』でも描かれていたが、京都という土地柄、在日の人達は苦労をしつつも日本で生活をされている。そういうことは東京で生まれ育った私はよく分からないのだが、同じ京都出身の自民党総裁である谷垣禎一は理解している筈だ。そういう人の苦しみとか苦労を分かっている筈なのに、それを逆手にとって揚げ足を取るような行為は見苦しい。しかも、このおばさんの献金額は一年で5万円、合計で5年で25万円という、まあ語るのもばからしいほどの些細な金額である。外郭環状道路は、場所にもよるが1メートルで1億円だ。東京湾アクアラインの総事業費は1兆4400億円くらいだ。こういう馬鹿で法外な浪費をして、国民を苦しめてきた党が、おばさんの善意を誠意を逆手に取って大臣を辞任に追い込むなど、よくここまで人間として恥ずかしいことができるものだ。
 しかもロシアが択捉島にミサイルを配置し、今こそ、日本の外交が総力でこの難題に取り組まなくてはいかない時に、何をこんな馬鹿なことをしているのだ。自民党こそロシアから金をもらっているのではないか、と邪推したくもなる。この難局において、このような馬鹿なことに精を出しているのは、国会議員としては国賊ものであるし、「税金泥棒」であるし、ロシアからしてみれば、本当馬鹿な国だと思われているだろう。民主党はろくでもないが、野党の自民党の方がもっと呆れさせる。というか、民主党には失望していない訳ではないが、より呆れさせているのは自民党があまりにもこの国を展望するような理念のかけらもないという事実である。

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