SSブログ

母校に行き、高校の先生と話し、いまどきの大学生は好奇心の無さが問題であることに気づく [その他]

10年ぶりくらいに母校の高校を訪れる。ここの社会科の先生に生徒のイメージ・マップ調査を依頼したのを受け取りに行くためである。さて、母校の校舎は私がいた頃とほとんど変わらなかった。エレベーターがつけられたぐらいで、当時もそこそこに古かったので、今はもうぼろ校舎という感じであった。さて、せっかくの機会なので社会科の先生といろいろとお話をさせてもらう。彼は某女子大学で非常勤講師もしているので、現在の大学生の問題点などもお話しする。そこで興味深い指摘を受ける。彼が言うには、高校一年生の方が大学の学生より理解力があるとのこと。別に不真面目では決してないのだが、人が言うことの理解力に高校生とは差があるという。ううむ、そうか。私も最近、私が言うことがうまく学生に伝わらず、これは一体全体何なんだろうと思っていたのだが、人の言っていることや状況の理解力が以前に比べて大学生が不足しているというのは確かだと思う。KYどころではない。空気だけではなく、人の発言も読めないのである。皮肉などで誉めたりすると、逆に、この先生は好意的だと学生に思われるような状況である。

母校の高校生は相対的に理解力が高いのかなとも考えられる。しかし、一般的にこういう理解力は知識や経験によって向上すると思われるから、大学生より高校生の方が理解力があるというのは矛盾している。というと、やはり好奇心か。好奇心とか、他人や世のなかへの関心の有無が、大学生と高校生の理解力に差を生じさせているのかもしれない。私は母校がいい学校だとは思わないが、確かに、好奇心を刺激するような環境ではあったかと思う。ただ、私が理解力がないなと嘆く学生にはオタクもいたりする。というと好奇心が全般的にない場合と、関心がないものは無視という二タイプがあるのかとも思ったりする。後者は、いわば東大バカのようなタイプも含まれるから学力とも違うのかもしれない。とはいえ、東大バカは鋏と同様、使い用だから、好奇心がないよりはまだ対策が立てられそうでもある。
nice!(0) 
共通テーマ:日記・雑感

nice! 0