SSブログ

ミッドライフ・クライシスに関する一考察 [その他]

年齢を重ねるということは、可能性の扉が狭くなっていくことであるということだなと感じるこの頃である。若い頃は結構、思いが叶わなかったり、挫折をしたりしても、将来挽回するかもしれないなどと希望を抱くことができた。しかし、年を取ると、そのような挽回する時間、機会さえそもそもなくなる。後回しにできないということだ。それは、サッカーの試合で残り3分になって、もう3点差をひっくり返せないということを絶望的に自覚するような状況に近いのかもしれない。まあ、40代後半というのは、まだ残り3分ではないのかもしれないので、より状況を適切に表現しようとすれば、残り20分で6点差というようなものか。

このようなことを書いていることからも推察されるように、この頃、多少鬱でもある。まあ、これはいわゆるミッドライフ・クライシスの心理状態なのかもしれない。一種の更年期障害か。バンドをやりたがるのはティーネイジャーと中年の親爺だ。どちらも、自分の理想像と現実とのギャップとでフラストレーションを抱いている世代だ。大学生の方が、まだ中年の親爺より落ち着いているようにも思えたりするときもままある。とはいえ、大学生も余裕を扱いていると、あっという間に中年になってあたふたするのである。少年老い易く学成り難し。本当に大学時代に勉強をもっとしておけばよかったと最近になって思う。こういう後悔も大学生には伝わらないのは悔しい。

nice!(0) 

nice! 0