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ドイツ人学生と日本人学生との一番の違いは経済観念!? [グローバルな問題]

ルール大学で日本語を教えているレグナー渡辺先生の話をうかがう。ドイツ人学生と日本人学生との一番の違いは、経済観念だと言う。ドイツ人学生は裕福な家の子供でも遙かに質素である。この話を聞いて、私はハッとした。というのは、先月、私のゼミ生に一泊二日のいわき市への合宿の幹事をお願いしたのだが、彼がなんと一泊一万円の温泉旅館を宿に指定したのである。どんな素晴らしい料理を出すのか、というかどんな素晴らしい料理を出したにしても、ゼミの合宿で一泊一万円はないであろう。というか、どうして平気に他の学生にこの額を払わせることができるのであろうか。私には分からない。少なくとも、一人一泊一万円の温泉旅館に私が泊まる気にならない。私は47歳でユースホステルに泊まり、家族4人での旅行でも70ユーロしか払わなくて済むようなホテルに泊まる人間である。なぜ、一万円も払えるのか。ということで、この企画は教員の権限でボツにして、ついでに自らが幹事となり、海辺の民宿を7500円から6000円にまけてもらうように交渉した。6000円でも高いところだが、直前であったのでそれは学生に許してもらうことにした。とはいえ、こういう経験をしていると、ドイツ人学生と日本人学生の一番の違いが経済観念だという話は、合点がいく。と同時に、将来のこの学生達が心配。まあ、貯金がろくにない私が言えることではないか。
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