ドイツでは都市計画家と建築家は仲が良くない [都市デザイン]
ドイツではどうも都市計画家と建築家は仲が良くないらしい。建築家は、都市計画家は建築を分からないと不満を述べる。その背景には、都市計画家がＢプランで建築を規制するので、建築家は面白くないのだ。まあ、これは都市計画家がしっかりと仕事をして、都市の土地利用、空間利用に影響を及ぼせているからで、とても羨ましい状態であると逆に思われる。ドイツの都市の街並みは調和が取れていて美しい。これは、建築家のエゴをしっかりと抑えて、個ではなく全体の便益の最大化を図るという都市計画的な考えが優先されたからであろう。これこそが、日本とドイツの都市における大きな違いを生じる差であると思われる。
