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不動産会社をめぐる [地域興し]

家を借りなくてはならない。ということで、とりあえず大学の二つのキャンパスの中間地点である大倉山駅で不動産会社を4軒ほど訪れる。超大手、準大手と思われる不動産会社、地元の不動産会社、地元の有限会社の小さな不動産会社である。大手はまず社員が多い。しかも若い。準大手も社員が若いが、多少、中年のおばさんもいたりする。地元はベテランという感じの中年男性で、地元の小さい有限会社は厚化粧のおばさんであった。大手の営業マンは若くて、未経験で、客のニーズを汲もうとしていない。ひたすらノルマの手数料を稼ごうという意識が強く出ており、ここでは絶対成約するまいと思う。目の前にはイケメン男優の竹ノ内豊を使ったポスターがどーんと貼られている。いくらぼろ稼ぎすれば、こんな広告料が出せるのかと思う。準大手は、大手に比べるとずっと脇が甘くて、営業意識も少ない。顧客カードを書くために出された筆記用具が消しゴムもついていない安いシャーペン。ボールペンじゃないんですけどいいんですか、とこちらから思わず聞いてしまうほどのだるさ加減。しかし、この営業意識の少なさがかえって信頼させるから不思議なものだ。大手の社員が発する言葉は、インターネットの書き込みより信頼できないなと思わせたのに対し、この準大手の社員の言葉は信頼できる。次に地元の不動産会社。営業意識は少ないが、逆にこの職人的な対応は信頼できる。豊かな経験から来る説得力が感じられる。地元の小さな不動産会社のおばさんは、もう夜の人かと思うくらいの厚化粧であったし、また他の不動産会社に比べて有している情報量があまりにも少なかった。これはちょっと意外であったが、ただいろいろと雑談ができたので、それほど信頼できる情報ではないが、随分地元のことを知ることができた。まあ、なんとも言えないが、一般論としては大手の不動産会社に行くのは物件チェックだけで済ますべきであるなと強く思った次第である。しかし、この大手の不動産会社に一番、客がいた。入ったら、「いきなり予約されていますか」だもんね。広告の効果なのだろうが、それより、消費者はもっと地元の不動産会社に足を踏み入れるべきだろうと思う。

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