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デンマークよりドイツの方が環境への取り組みは進んでいる! [サステイナブルな問題]

ドイツは環境先進国として日本では捉えられている。この見方は実際、ドイツで生活していると本当かな?と思わせられるところもあるが、アプローチはしっかりしていて結構、参考になる点も多い。さて、デンマークも結構環境先進国として紹介されている点もあると思う。特に風力発電ではデンマークは先駆的に取り組んでいるので、環境先進国というイメージがあると思う。私も何となくそういうイメージを持っていた。

さて、デンマークの環境都市であるアルバーツラントで職員に取材した際、結構、興味深い発言を聞いた。一つ目は、デンマークに比べてドイツは環境共生建築について進んでいるので、ドイツに視察に行って勉強してきた、という発言と、二つ目は、デンマークはドイツに比べてごみの分別がしっかりとされていないので、ドイツの方がこの点でずっと進んでいる、という発言である。デンマークは古紙、缶・瓶(これはデポジット制)、生ゴミ、それ以外という分類しかされていないそうだ。ドイツは確かにこれよりは分類されている。この職員はドイツでは駅でも分類されている!と感心するように指摘していた。ドイツの駅では4分類されている。

しかし、そんなことで感心されてもなあ、と日本人である私は思ってしまうのである。確かに日本は、環境共生建築などは幾つか先進的な試みがみられたりするが(例えば高知県の相愛の事務所)、ドイツのような大きな流れにはなっていない。しかし、ごみの分類は多くの日本の自治体はドイツより進んでいる。デンマーク、少なくともごみの分類では駄目じゃないかということを知った。まあ、デンマークが駄目だということを知ってもそれほどメリットはないが、相対的にヨーロッパではやはりドイツが進んでいるのかな、ということを理解することはできた。日本ではデンマークは環境先進国で、日本は後進国といった類の本が出ていたりするが(例えば、『ヨーロッパ環境都市のヒューマンウェア』)、注意しないといけませんね。

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