SSブログ

マイケル・ジャクソンがいつの間にか、さんづけになっている奇天烈な状況 [グローバルな問題]

マイケル・ジャクソンがどうも「さんづけ」されているようだ。例えば、時事通信社が配信している記事の見出しが「マイケルさん最新アルバム発売=売り上げ500億円」、記事でも「6月に急死した米歌手マイケル・ジャクソンさんの最新アルバム」とさんづけである。凄い違和感を覚えたので、他の記事もそんなことをしているのかとインターネットで検索してみると、やはり時事通信の記事で「マイケルさんで町おこし?=故郷の市長、施設建設目指す−米」という小見出し。記事でも「故マイケル・ジャクソンさんが幼少期を過ごした米インディアナ州ゲーリー市」とさんづけになっている。他にも、多くの見出しや記事等でマイケル・ジャクソンさんと記されている。いつから、外国人もさんづけされるようになったのだろうか。マドンナは結構、マドンナさんと表記されていた。ジョン・レノンもいつの間にかさんづけされるようになっている。ビル・クリントンは幾つかの記事ではさんづけされていたが、多くはビル・クリントンであった。ジョージ・ブッシュはほとんどジョージ・ブッシュと呼び捨てにされていた。ついでにカール・マルクスさんとマリ・キュリーさん、レイチェル・カーソンさん、ジェイン・ジェイコブスさんでインターネットを検索したら、ほとんどが呼び捨てであった。

そもそも外国人をさんづけ、する必要はないと思うが、もしするのであれば多くの人を対象にするべきであると思う。マイケル・ジャクソンやマドンナ、ジョン・レノンといった大衆音楽関係者に偏って「さんづけ」がされている状況は、何か裏があるような気がして気持ちが悪い。すなわち、スターを一般大衆より上の状況に位置づけようとする妙なマスコミによる嫌らしさを感じさせるのである。マスコミが勝手に、我々一般大衆を下とみてスターに対して謙譲語を用いているような嫌らしさのようなものである。マドンナは個人的には一目置いているし、音楽はともかく生き様は凄い女性だなと感心しているが、しかしマリ・キュリーやレイチェル・カーソンの方がさらに偉大だと思う。なぜ、レイチェル・カーソンはさんづけにしないのだ。ジェイン・ジェイコブスもさんづけになっていない。それは、いいのだが、マドンナがあたかもこれらの偉大な女性より上に位置づけられているような印象を覚えたりして不愉快だ。マイケル・ジャクソンもこれまで呼び捨てだったのだし、世界的に呼び捨てにされているのだから、日本だけが「さんづけ」にするのは違和感を覚えるし、もし「さんづけ」するのであれば、しっかりとルールをつくるべきであろう。ドイツは政府がドイツ語のここらへんのルールをしっかりと決める。日本も一度、日本語のそこらへんに関して一度、専門家を中心に検討するといいのではないのだろうか。
nice!(0) 
共通テーマ:日記・雑感

nice! 0