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長野選手が巨人に拘るのは、おそらく失恋したことがないからだと勝手に推測する [スポーツ]

長野久義という野球選手が、プロ野球ロッテからドラフト2位で指名されたが断ったそうだ。2年前のドラフトでも4巡目に日本ハムに指名されたが断った。巨人入りを熱望していることが、その理由のようだ。インターネットのニュースによれば、契約金1億円プラス出来高払い5000万円、年俸1500万円という新人に対しては破格の条件を提示したにも関わらず。

もったいない。というか、何を考えているのだろう。二回のドラフトでも、巨人は長野を指名することができた。しかも一回目のドラフトでは三回も指名する機会があったのにしなかったのである。二回目のドラフトでは、長野が巨人をいかに熱望しているか、二年を棒に振ってでも巨人に入りたいというメッセージを発していたにも関わらず、指名をしなかった。ということは、巨人は長野をそれほど必要としていないということだろう。

巨人で野球をすることと、他のチームで野球をすることも、同じ野球ではないのか。そんなに違うのか。さらに、来年のドラフトで仮に巨人がドラフト1位で指名をしても、競合して抽選で負けたら、巨人には交渉権が得られない。おそらく長野選手はそれほど野球が好きじゃないのではないだろうか。契約金1億円というのは、結構の数字だ。取りあえず、ロッテで野球をやって、巨人が欲しくて欲しくてしょうがないような、立派な成績を残して、トレードで行くとか、フリーエージェントの権利を獲得して、堂々と行けばいいではないか。いや、フリーエージェントになっても巨人は手を挙げないかもしれないが。

既に23歳。拘るべきは、プロ野球であるべきで、どこのチームとかではないはずだ。私が日頃接している大学生にも同じことがいえる。仕事に拘るからこそプロフェッショナルであり、どこの会社じゃなければ嫌とかいうのは本質を外している。仕事をする機会を与えられたことに感謝すべきで、仕事をする機会を与えてくれない会社にいってもろくな目にあわない。縁があったからこそ、いい会社であり、縁がない会社に拘っても、何もいいことはない。同じことは恋愛でもいえる。普通、こういうことは失恋をすると人は学ぶ。失恋をすると、拘ることの非効率性、無駄を否が応でも知る。長野選手は写真で見る限り、イケメンである。野球も上手いし、あまり失恋をしたことがないのだろう。だから、自分の思いがどうしても通じない、という状況を受け入れることができないのではないだろうか。相手にしてくれない女性を追いかけることほど空しく、馬鹿らしいことはない。本人は本気でも、傍から見ると馬鹿である。長野選手も本人は真剣なのだろうが、傍から見ると何を拘っているんだか、と思われてしまう。そもそも、巨人なんてナベツネがトップにいて色々と出鱈目を言うようなチームである。そんなに魅力的なチームでもない。

そういえば、今までも巨人入りに拘った選手である元木もイケメンであった。清原はイケメンかどうか不明だが、高校時代から大人気選手であったので失恋したことはなさそうだ。巨人に拘る、というのは、アンチ巨人ファンである私にとってはまったくもって不明だが、まあ、彼らにとっては人生初めて、想いが届かない経験がドラフト制度なのかもしれない。そんなことは、普通の人間にとってはしょっちゅうあることだと思うのだが、彼らはそういう経験が今までなかったのかもしれない。

もし、来年のドラフトで長野選手が巨人に入ったとしても監督に嫌われて、レギュラーにさせてもらえなかったり、二軍から一軍に上げてもらえなかったりすることだってあり得る。トレード候補にあがって、トレードさせられるかもしれない。トレードは拒否できない、と思う。ドラフト時に相思相愛だと思われていた二岡だって、坂本とかが活躍して、ちょっとフライデーされたらすぐトレードに出されてしまった。こういうことは、どういう風に考えているのだろうか。まあ、一度でも巨人と「付き合えれば」、それでいいのだろうか。片思いが仮に成就しても、成就したら、それほど未練は確かになくなりそうだしな。とはいえ、いつまでも若いわけではない。せっかくの才能がもったいない、と思うのは私だけではあるまい。最近、40代半ばになって、若い時になぜ勉強やギターの練習をしっかりやらなかったのか、と後悔しきりの私であるから、なおさらである。ついでにいうと、私は仮面浪人をしたことがある。これも、果たして貴重な時間をつぶしてまでした甲斐があったのか自信がない。さらについでにいうと、高校時代、相手にしてくれない女性に拘った。これは100%、貴重な青春の時間の無駄であった。誰も同情しないどころか、私は自分の馬鹿さ加減を世間に露呈した。それに関しては慰めの言葉を自分でも見つけることはできない。

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