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ミュンヘンの東にある二大都市再開発地区を視察する [都市デザイン]

ミュンヘンを探訪した。ミュンヘンで西部地区に展開する二大再開発地区を見学した。一つはテレジエンヘーエの西にある再開発で、もう一つはパケット・ポスト・アリアル地区にある再開発である。テレジエンヘーエの西にある再開発は、トレード・フェアが1998年までに開催されていた地区で、それが1998年に都市の東のリーム地区に移転した後にできた新たな土地にオフィス・商業・住居(1400戸数)のミックスド・ユースの都市空間をつくるものである。ドイツ交通博物館とその分館もこの地区に2003年、2006年に開業した。その規模は47ヘクタールだから巨大だ。しかし、ちょっと歩いただけだと空間のつくりは丁寧だなとは思ったが、その個性のようなものは感じられなかった。敢えて、個性をつくらないようにしているのかもしれないが。

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もう一つのパケット・ポスト・アリアル地区は、現在、まさに再開発が進展中で、目玉は巨大なホールのリノベーションとヘルツォーク&ド・ムーロンの二棟の高層ビルである。この高層ビルは110メートルの高さである。ミュンヘンの市街地はこれまで聖母教会の高さ(99メートル)を越える建物を建設してはいけない条例があったが、この条例は改変されたのであろうか。気になる。ちなみに、この条例があるので、99メートルを越える高さのBMWの本社ビルは市街地外に建てられている。まだ、ここは巨大なホールとそれを取り巻くような広大な駐車場という状況で、その将来像は想像もできないような状況ではあるが、中央駅の東の回廊は大きくその土地の性格が変わっていっている。

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