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ガルミッシュ・パルテンキルヘンのスキー事情(ゲレンデ面:クラシック) [地球探訪記]

ガルミッシュ・パルテンキルヘン周辺には二つのゲレンデがある。ガルミッシュパルテンキルヘン・クラシックとツークシュピッツェである。このブログではガルミッシュパルテンキルヘン・クラシック(以下、クラシック)のゲレンデの特徴を簡単に記したい。
 クラシックのスキー場だが、ゲレンデへのアクセスは優れている。ガルミッシュパルテンキルヘンの中央駅から一駅、またツークシュピッツェ登山鉄道の駅もある。さらに、中央駅から無料のバスのシャトル・サービスもある。このシャトル・バスは12月下旬では20分間隔で運行しており、非常に使い勝手はよい。ただし、いわゆる市内バスはなぜかここまでは来なく、一番近くのバス停留所からだと10分以上は歩かなくてはならない。
 ゲレンデの麓にはレンタル・スキー場、ロッカー(ディポ)、スキー・スクールなどがあり、非常に便利である。私はここでスキー板を借りて、滑り終わると板と靴(これは自分で持ってきた)をここに預けていたので、宿とゲレンデの間を行き来するのが非常に楽であった。
 さて、ゲレンデであるがその延長距離は40キロメートルとツークシュピッツェの2倍もある。ロープウェイも2本、ゴンドラも2本、リフトが4本、Tバーが8本ということで規模もリフト等も充実しているのだが、私が訪れたクリスマス前後は積雪不足などもあり、一部のリフトが運行中止になっていたことと、滑った日に雨が降るほど暖かったこともあり雪のコンディションはまったくよくなかった。ただ、麓の標高が707メートルとそれほど高くはないのだが、頂点であるオステルフェルダーコプフの標高は2057メートルとなかなか高い。その標高差は1350メートルと、これは日本のスキー場でもない(日本の標高差が最大のスキー場はかぐらスキー場の1225メートル)。
個人的にはオステルフェルダーコプフに届くリフトが運休していたこともあり、その標高差は体験することができなかったのだが、一挙に下るのは相当、爽快であるだろうなと思うのと同時に、なかなか太股的にはきついかなと思ったりもする。
あと、有名なダウンヒルとしてカンダハールのランがあるが、上級者指定ではあったが、ツークシュピッツェの中級者指定とそれほどの違いは感じられなかった。ということで、上級者用のゲレンデに分類されないツークシュピッツェ・ゲレンデであるが、それを理由にクラシックを選ぶ必要性はそれほどないと思う。
それに加え、このスキー場はガルミッシュパルテンキルヘンの街並みと谷の展望は得られるが、ツークシュピッツェのようなアルプスの山々を展望することはできない。一度は滑る価値があるかもしれないが、それでもツークシュピッツェとクラシックのどちらを選ぶといえば前者であろう。私は、4日間滑ったが、初日以外はすべてツークシュピッツェで結果的に滑った。アクセスに時間がかかることが難点だが、それを除けばすべての面でクラシックよりツークシュピッツェの方が優れていると思われるからだ(これは初日を除いて天気に恵まれたからかもしれない。悪天候の時はクラシックの方を選ぶ方がよい場合もあるだろう)。

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