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名刺の意義をちょっと考える [その他]

イエテボリ市の市役所を訪れる。名刺交換をしようとして、名刺を渡したのだが、イエテボリ市役所ではもう、名刺をつくっていないそうだ。我々の取材に応じた市役所の職員は、名刺を交換する慣習が好きだったので、それは残念に感じているそうだが、市役所での発注は極めて厳しくなっているようだ。
名刺は、その管理はちょっと面倒かもしれないが便利である。そこには、連絡を後日、するための情報が記されている。インターネットで情報は随分と伝わりやすくはなっているが、名刺のやり取りすることは、実際、自分が会ったことの記録にもなる。それは記憶装置としての役割も担っている。
名刺に関しては、企業で共有するようなシステムがつくられていたりするが、そうすると記憶装置としての役割が失われる。名刺が人々との出会いの記録である、ということの価値が理解されていない人が開発したシステムなのであろう。
話は横に逸れてしまったが、イエテボリ市の職人とのやり取りで名刺の意義をちょっと考えたりしたので、ここに記させてもらう。

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