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ボローニャでようやく美味しい食事にありつけた [B級グルメ雑感]

 イタリアで4泊目。ミラノ、オリヴィエート、ボローニャ。これまで、何回か食事をしたがイタリアらしい美味しいワインや食事にはありつけなかった。これは、スローシティの拠点であるオリヴィエートにわざわざ行ったことを考えると、大変外していると言っていいであろう。さて、しかしボローニャでは、夕食そして昼食ともに大当たりであった。イタリア最後の日に、イタリアならではのクオリティの高い食事を取ることができ、ホッと胸をなで下ろすと同時にボローニャの底力を知らされた気分である。
 ボローニャでは遅い夕食を取った。マジョーレ広場そばのTamburiniという店である。ボローニャの金曜日の夜、マジョーレ広場そばはとてつもなく混んでいる。狭い路地などは、立錐の余地もないほど人に溢れていて、そこを通り抜けることを難儀するような状況だ。何かパーティーとかイベントがある訳でもないらしい。そのように混んでいる状況で、どうにか座ることができる店を探して、そこに入ったのである、
 ボローニャはパルマが近い。ということで、パルマの生ハム、パルメジャン・チーズ、そしてタコとジャガイモを煮たもの、そしてサラダを注文する。ワインはピエモンテ州の赤ワインで、グラス7ユーロのものであったが、これは美味しかった。私は赤ワインが苦手なのだが、これは流石に私でも美味しさが分かるようなふくよかで奥深い味であった。もちろん、生ハム、チーズは文句なしの美味しさである。これはイタリア4日目でほとんど初めてと言っていい、美味しい食事であった。
 さて、翌日は午後にボローニャを発たなくてはならないのだが、昼ご飯は是非ともボローニャでと考えて食べに行く。ボローニャはどうもトルテリーニが名物らしい、ということでホテルの人にどこが美味しいかと尋ねて教えてもらった店に行く。この店も昨日と同じようにマジョーレ広場のそばにあった。ホテルの人に13時には長蛇の列で大変混み合う、と言われたので11時30分頃に行く。ちなみに店を出たのは12時15分頃であったが、そのとき既に30人ぐらいの長蛇の列ができていた。ということで、相当な有名店であると思われる。トルテリーニは3つのメニューがあったが、私は普通のチーズをからめたものにした。もう一つはワンタンのようにトルテリーニがスープに入ったもの、そしてベジタリアンのものであった。東京で言えば美味しい餃子屋みたいな感じなのだろうが、これはちょっとそうそう日本でも食べられないレベルであると思う。本場の凄さ、というかイタリアの底力を知らされた。
 スローシティでは、まったく食文化という点からは期待外れであったので、イタリアのスローシティ、スローフードも看板倒れなのかと疑っていたのだが、ボローニャでそのような歪んだ偏見は吹っ飛んだ。ボローニャ素晴らしい!

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(素晴らしき赤ワイン)

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(生ハムとパルメジャン・チーズ。鉄板ですね)

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(たことジャガイモのサラダのような料理)

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(ボローニャ名物のトルテリーニ。これは素晴らしい!)

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