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ビバ!ボローニャ [都市デザイン]

イタリアのスローシティと縮退都市のトリノを視察調査するという旅行をして、特にスローシティは期待外れもいいところだったのでがっかりしたのだが、ボローニャに来て、イタリアに対しての失望はすべて払拭された。ボローニャ素晴らしい。ということで、どこがそんなにボローニャが素晴らしいか、簡単に整理させてもらえればと思う。
1)まず、先日のブログにも書いたように料理が美味しい!というか、イタリアではどこでも美味しい料理が食べられるのかもしれないが、私はミラノのホテルの朝食を除くと、初めてといいぐらい4泊目のボローニャで美味しい料理を食べられた。今回の料理ではイタリア料理が美味しい訳ではなく、ボローニャの料理が美味しい、というのが分かった。ということでボローニャは素晴らしい!2)人が町中に溢れている。ボローニャは人口が30万人弱の都市なのに、金曜の夜はレストラン街は人で溢れている。大通りも自動車の規制がされており、都心部はまさに人間が主人公空間で多くの人があるいている。素晴らしい!
3)都心部の商店街には、八百屋、魚屋、肉屋という生鮮食料品3店がしっかりと営業している。その隣には花屋、さらに一軒挟むと総菜屋、酒屋。もう、これだけでここに住みたくなってしまう。都心部の商店街に個人経営の生鮮食料品3店。グローバル化に対抗して都市を持続させるための有効な処方箋ではないだろうか。素晴らしい!
4)都市は建物と建物の間の空間と人から構成されている。というのが私の最近の持論であるが、ボローニャの中心道路である「ヴィア・デリペンデンツァ」を歩いていたら、「あ!ボローニャこそ都市を極めて鋭く表現している」と思った。その威厳はあるが、威圧感のない建物に囲まれた街路空間がつくりあげる素晴らしいスケール感、建物と街路との境目を柔らかさせるポルティコ、そして、その街路空間を楽しそうに歩く多くの人々。これこそが理想的な都市空間なのではないかと思ったぐらいである。素晴らしい!
5)写真は撮影できなかったのだが、ボローニャには美男か美女しかいません。私の教えていた留学生でボローニャ出身の女性がいて、えらく美人だったのだが、彼女だけではなく、ボローニャの人達は皆、女性だとえらい美人、男性はほとんどイケメンということが分かった。こんなに美人とイケメンばかりの都市を訪れたのは、個人的にはアルゼンチンのメンドーサいらいである。ということで素晴らしい!

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(夜でも多くの人が屋台のお店で週末を楽しんでいる)

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(生鮮三品を初めとして、都心の商店街には多くのローカルの小売店が存在している)

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(中心通りの「ヴィア・デリペンデンツァ」の空間スケールは見事の一言に尽きる)
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