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『マイカル・ムアー・イン・トランプランド』 [映画批評]

 『マイカル・ムアー・イン・トランプランド』は、マイカル・ムアーがトランプの支持率が極めて高いオハイオ州のウィリムトンに単身乗り込み、そこでワンマンショーをする模様を収めた映画である。ワンマンショーの観客は、マイカル・ムアーのファン、すなわちヒラリーの支持者が多かったが、それでも中にはトランプの支持者もいて、周りがマイカル・ムアーの冗談に笑っている中、仏頂面を貫き通しているのが映像に捉えられたりする。ただ、そのような厳しい一部の視線を受けつつ、マイカル・ムアーは噺家のような見事なおしゃべりで、極めて上手に、観客の関心を惹いていく。
 基本的にはトランプを支持することは極めてよく理解できる、と相手の立場を慮りつつ、しかも、自分はヒラリーを贔屓している訳ではないと証拠を示しつつ、それでもヒラリーが大統領の資質を十二分に有しており、またヒラリーが大統領になることが結果的にアメリカのためになる、ということを説明する。そして、このショーでマイカル・ムアーはトランプの悪口を一度も言わない。
 マイカル・ムアーがなぜ、これだけ人々に好かれるのか。その理由が分かるような素晴らしいショーの構成である。そして、私はこの映画を観て、ヒラリーの政治家としての素晴らしさを知らされた。このショーの観客の多くが終盤で涙を流していたが、私もヒラリーは一部のマスコミが伝えるのとは異なり、まさにアメリカの大統領にふさわしい人材であるということを確認した。
 明日は大統領選。

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