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福島原発作業員の白血病に二例目の労災認定が下された。 [原発問題]

 福島労働基準監督署は8月19日、東京電力福島第一原発事故の収束作業に従事して白血病を発症した50代の男性作業員を労災として認定した。これは昨年10月に続き2例目であるが、最初の例も白血病であった。
 今回、認定された男性は2011年4月から205年1月まで、福島第一原発構内で機械修理作業を行っていたそうだ。事故が起きてほぼ直後からの作業である。被曝量は3年9月で累計54.4ミリシーベルト。これは、年間換算で14.5ミリシーベルトである。一般的に年間5ミリシーベルト以上被曝し、被曝から1年を越えて発症した場合は、他の要因が明らかでなければ労災認定されるそうである。
 ちないに政府は上限として「20ミリシーベルト」を設定しているが、この数値は恐ろしく高い。東京大教授の小佐古先生が、これを設定するとき、涙を流しながら辞任を表明したが、50歳の男性でも、年間換算14.5ミリシーベルトで白血病になってしまうのであるなら、子供達に20ミリシーベルトを安全だというのはほとんど犯罪であろう。現在でも政府は「年20ミリシーベルト未満なら帰還可能」としているが、これは、とんでもないことであることが、今回の労災認定の二例目からも明らかとなったといえるだろう。

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