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レベッカが2015年に紅白初出場という企画センスの悪さ [ロック音楽]

 私は紅白歌合戦にまったく関心がない。そもそもNHKは受信料を払わないので観ない。しかし、正月は毎年、旅行に行くので、家族は喜んでホテルで紅白歌合戦をみるのと、また最近は椎名林檎が出たりするので、ちょっとは気になって時折、私も様子を見たりする。まあ、家族旅行なので他にすることがない、ということもある。さて、しかしなんと紅白にレベッカが出ているではないか。懐メロ特集か、と思ったら、どうも紅白初出場での出演らしい。歌った曲は当然「フレンド」だったが、なんで、「フレンド」がヒットした時に紅白に出さなかったのだ。まあ、これは当時、この曲がクラシックになることが分からなかったかもしれないし、レベッカが断ったのかもしれない。どちらにしても、今さら出るというのはあまりにも茶番であろう。私はレベッカが好きである。特に「フレンド」におけるノッコの歌詞、土橋が紡ぎ出したメロディー、そしてバンドであるレベッカがつくりだす世界観も好きだし、実際、横浜アリーナかどこかのライブにその昔、行ったこともある。「フレンド」は素場らしい曲であると思う。
 しかし、2015年12月31日にテレビで観たノッコは、その昔の迫力、切迫感、臨場感といったものはまったく感じられなかった。ヴォーカルの張りもなかったし。椎名林檎の神懸かった演奏に比べると、高校生の学芸会のようなパフォーマンスであった。
 昔のレベッカのファンは、こんなパフォーマンスを観てしまい寂しい気分にさせられ、またこれを初めて観た人達は、レベッカって大したことない、と思ったであろう。紅白歌合戦には興味はないが、イベント企画力のセンスの悪さ、という点からは興味深い。しかし、人から受信料を取ってつくるのであれば、もう少し、しっかりと考えて欲しい。そもそも、ノッコをこんな形で観て喜ぶ人がどれくらいいると思っているのだろうか。

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