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駅弁砂漠の新宿駅で美味しい駅弁を食べる処方箋 [B級グルメ雑感]

新宿駅は駅弁が今ひとつである。その昔は、代々木の田中屋が新宿駅での構内営業権を得て、1951年には名物駅弁となる「鳥めし」を販売し始めている。私も中学生の頃、新宿駅からあずさで旅行に行く時などは「鳥めし」を買って食べていた。結構、それが中央本線の鉄道旅行の楽しみの1つであったぐらいだ。しかし、その後、国鉄がJRとなり、田中屋と日本食堂が合弁会社をつくった辺りから、新宿駅から美味い駅弁が消えていく。2001年に復刻鳥めしが販売されるが、昔の「鳥めし」とは全然、違うものであった。まあ、田中屋ではなく日本レストランエンタプライズがつくっているからな。私は、日本レストランエンタプライズがつくっている駅弁で美味しい駅弁を一度も食べたことがない。さて、しかし、どうも2015年3月に日本レストランエンタプライズがつくった弁当以外の駅弁を購入できる店が新宿駅構内にできたそうではないか。ということで、新宿駅発のあずさに久し振りに乗る私は、そちらへ向かった、南口のコンコースにこの目当ての駅弁屋「頂」はあった。ここは、どうも新宿駅オリジナルというよりかは、京王百貨店がやっている全国駅弁祭りを常時、やっているようなコンセプトのようなお店であった。駅弁の嬉しいところは地産地消であり、そこだけで食べられる感、だと思うのだが、まあ、しょうがないので、小田原に本店のある全国駅弁の殿堂入りクラスの「鯛飯」で有名な東華軒の「駅弁130周年記念金目鯛めで鯛めし」(1300円)を注文する。車内で食べたが、当然のごとき美味しかった。ただ、車窓が相模湾や駿河湾ではないのにはちょっと違和感はあるが、まあ、不味い駅弁を食べるよりはよいかな、と思ったりもする。とはいえ、本当は新宿駅でしか買えない美味しい駅弁があると嬉しいのだが。昔の「鳥めし」のように。とはいえ、田中屋は2012年に日本レストランエンタプライズに完全、合併されたから、どこかのベンチャーが参入するしかないのかもしれないが・・・
タグ:新宿駅 駅弁
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