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デビッド・ボウイの形見である「ブラックスター」の新奇性は圧倒的である [ロック音楽]

 長女の成人式の食事会の後、次女と2人で帰宅途中、「ちょっとタワーレコードにでも寄るか」と入った渋谷のタワレコ。そこで店内に流れていたデビッド・ボウイの新譜。1月8日に発売されたそうだ。前作のThe Next Dayは、久し振りにボウイの天才性を感じさせる傑作であり、ボウイ未だ健在、ということを世に知らしめたが、この新譜も相当いいな、と即買い。さて、精算時にタワレコオンラインにアクセスしてクリックするとポイントが増えますよ、と言われたのでスマホにアクセスしたら「デビッド・ボウイが死去」というニュース。思わず絶句。タワレコの店員に「ショックだわあ」と動揺を隠せなかった。
 帰宅して、裳に服したい気分で、新譜を今、家で聴いている。最近のロック・アルバムでは滅多に感じられない「新奇性」がこのアルバムには溢れている。プログレッシブなのだ。CDのライナーノーツで吉村栄一は「(前略)ボウイによる、これからまた作品ごとに新たな「魅せられし変容」を繰り返してくという高らかな宣言なのかもしれない」という文章が涙を誘う。
 それにしても、最後の最後にこんなプレゼントを形見として置いていってくれるなんて、さすが希代の伊達男である。


Blackstar

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  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: Sony
  • 発売日: 2016/01/08
  • メディア: CD



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