ジャクソン・ブラウン「レイト・フォア・ザ・スカイ」 [ロック音楽]
ジャクソン・ブラウンの最高傑作は「プリテンダーズ」もしくは「孤独のランナー」と一般的に捉えられていると思われる。チャートで一番、上まで行ったのは「ホールド・アウト」(一位)である。しかし、私にとってのベストはこの「レイト・フォア・ザ・スカイ」である。いい意味で力が抜けていて、「孤独なランナー」、「ザ・ヒューズ」のようなアドレナリンを出させるようなノリの曲はないし、どこかレイド・バックした感じがアルバムを通じて貫いているが、逆にその自然さが、ジャクソン・ブラウンの類い希なる作詞能力と作曲能力を感じさせる作品となっている。
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